エレファンテック、LCA評価に基づくCO2削減効果および 水消費量削減効果の定量評価を公開

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エレファンテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水信哉)は、既存のPCB製造方法と当社製法(ピュアアディティブ®法)を比較し、1) LCA評価に基づくCO2排出量削減効果、2) 水消費量削減効果、3) 有害物質削減効果、を試算し公開したことをお知らせします。

詳細はこちらをご覧下さい。

環境負荷低減への取組
LCA

弊社 P-Flex®PI サンプル

【背景】
SDGs(持続可能な開発目標)など、環境配慮や省資源化推進における世界的な気運が高まっております。このような世界的な潮流のなか、エレファンテックは、環境負荷削減の情報開示していくことが重要な企業責任の一つだと考えており、サステナビリティへの取り組み状況の「見える化」をはかりました。

【エレファンテックによる環境負荷低減定量評価結果】 既存のPCB製造方法とピュアアディティブ®法(エレファンテック独自製法)とを比較し下記の削減効果が得られるという計算結果となりました。

  • CO2排出量削減効果 既存製法に比べ77%の削減
  • 水消費量の削減効果 既存製法に比べ95%の削減
  • 有害物質を排出する工程 既存製法に比べ85%の削減

特にCO2の排出量削減においては、全世界の回路基板の製法を置き換えた場合に、268億 kg-CO2の削減ポテンシャルがあり、これは100万kW級火力発電所 9基分の削減に相当します。1

本件LCA評価は、The Hong Kong Polytechnic UniversityのWinco K.C.YungらによるCarbon Footprint Analysis of Printed Circuit Board[1]のLCAデータと計算ロジックをベースに、工程ごとに必要な材料のカーボンフットプリントと工程エネルギーのカーボンフットプリントを既存製法とピュアアディティブ®法で比較し、削減効果を推定したものです。2

本比較は現時点での想定比較であり、今後の技術開発によって、既存手法とピュアアディティブ®法、それぞれ排出量がさらに削減・改善していくことが期待されますが、原理的に大幅な材料・工程の削減が可能であるピュアアディティブ®法の優位性は揺るがないと考えております。

エレファンテックは「新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作る」のミッションのもと、今後もCO2排出量削減、水消費量用削減、有害物質排出削減に貢献していきます。

1: リジッド基板、フレキシブル基板、ビルドアップ基板を含み、パッケージ基板を含まない基板の世界市場に対し、既存の製法から弊社の製法に置き換えた場合に削減されるAvoided Emissionを計算。火力発電所は100万kWの火力発電所, 稼働率70%, LNGコンバインドを想定し原単位は0.474kgCO2/kWhで 計算した場合で、年間排出量が1基あたり29億kgCO2と想定
2: 電力の排出源単位を弊社基準で統一するなど、比較条件の統一を測っているため、元論文に記載のカーボンフットプリントと絶対値は異なります。

[1] Winco K.C. Yung, Subramanian Senthilkannan Muthu, Karpagam Subramanian, Chapter 13 – Carbon Footprint Analysis of Printed Circuit Board, Editor(s): Subramanian Senthilkannan Muthu, Environmental Carbon Footprints, Butterworth-Heinemann, 2018, Pages 365-431, ISBN 9780128128497, https://doi.org/10.1016/B978-0-12-812849-7.00013-1.

会社概要

会社名 エレファンテック株式会社
設立 2014年1月
本社所在地 104-0032 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号
代表 代表取締役社長 清水 信哉
資本金 100百万円
従業員数 70名
事業内容 プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、製造サービス提供

2022年3月1日現在

本件に関するお問い合わせ先

エレファンテック株式会社 広報担当
pr@elephantech.co.jp