エレファンテック、NEDO「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業」の量産化実証(DMPフェーズ)に採択

エレファンテック(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水信哉)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(GX事業、以下 本事業)」の第4回公募において、DMPフェーズ(量産化実証)に採択されました。エレファンテックは、GX事業DMPフェーズにおける初めての採択者となります。(2025年8月現在) 本事業を通じて、エレファンテックは最大約23億円の助成を受ける予定です。

本事業では、当社が開発する低環境負荷プリント基板(PCB)「SustainaCircuits」製造ソリューションの供給体制に焦点を当て実証研究を進めてまいります。具体的には、製造装置としてのインクジェット印刷装置、および原材料となるナノ銅インク・プライマーの量産開始に向けた量産実証に取り組みます。
プリント基板は、エレクトロニクス製品の製造工程において温室効果ガス排出量の大きな割合を占めており、業界全体で脱炭素化を推進するうえで重要な課題とされています。エレファンテックは、SustainaCircuits製造ソリューションをPCBの製造現場に広く提供することで、生産工程の効率化、ならびに業界の脱炭素化に貢献してまいります。

これまで当社は、SustainaCircuits技術をフレキシブル基板用途で開発し、自社名古屋工場での量産を通じてエレクトロニクス・メーカー各社に供給を行ってまいりました。2024年に、SustainaCircuitsの汎用多層基板向け開発に成功し、本事業で取り組む製造ソリューションの提供に向けた基盤が出来上がったことを契機に開発が進行し、今回の本事業採択に繋がりました。

NEDOディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)、GX事業について

「DTSU事業、GX事業では、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題(カーボンニュートラル、資源循環、経済安全保障等)の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」に対し〔1〕STS フェーズ(実用化研究開発(前期))、〔2〕PCA フェーズ(実用化研究開発(後期))、〔3〕DMP フェーズ(量産化実証)の3つのフェーズにおいて、研究開発や事業化のための支援を行います。各フェーズでの事業実施後、ステージゲート審査で認められた場合には、次のフェーズへ進めるなど事業を継続して実施することを可能とします。」(https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100250.html より引用)

採択結果の通知ページ

・NEDOによるニュースリリース:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100483.html
・GX事業の採択先一覧(pdf) :https://www.nedo.go.jp/content/800029688.pdf

エレファンテックは、自社での製造にとどまらず、他社製造現場へのソリューション提供を本格化することで、持続可能なエレクトロニクス製造の実現に向けた取り組みを一層強化してまいります。

会社概要

会社名 エレファンテック株式会社
設立 2014年1月
本社所在地 104-0032 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号
代表 代表取締役社長 清水 信哉
事業内容 プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、および電子部品の製造販売
URL https://elephantech.com
本件に関するお問い合わせ先

発表・取材等について 広報担当 pr@elephantech.co.jp