エプソン製のR&D用インクジェット装置を動画でご紹介します。
この装置には、インク滴の飛行観察機能と描画機能が搭載されています。飛行観察機能は、カメラと光源を高速で制御することにより、ヘッドから吐出されたインク滴をリアルタイムに撮影することができます。より専門的な評価として、波形調整や電圧調整も実施可能な装置となっています。初回の吐出評価は基本的に無償で対応するサービスですが、専門性の高い評価や、描画評価などは別途相談させていただく形となっています。
インク吐出評価サービスでは、エレファンテックがエプソンのPrecisionCoreでインクジェット特性を評価することに加えて、最終的な量産化への道筋がイメージしやすくなるというメリットもあります。
エレファンテックが培った量産化へのプロセスを協業して立ち上げていくことで、持続可能な世界を一緒に作り上げていきたいと考えています。
動画より
エプソン製のR&D用インクジェット装置の内部になります。中央に映っているのがインクジェットヘッドです。手前側にあるのが観察用のカメラで、奥側に光源があります。
ヘッドから吐出されたインク滴をリアルタイムで観察できます。
インクの吐出タイミングに合わせて極短時間の光を発光させることで、インク滴の影が鮮明に撮影できます。
装置内のモニタ画面に映し出されている黒い球体が飛行中のインク滴になります。
一つの画面で約20ノズルを一度に観察できます。
ヘッドにある全てのノズルは、ヘッドを移動させることで観察できます。
この装置を用いて、インク吐出評価を行います。搭載されている機能を活用し、波形調整や各種評価を実施することができます。
R&D用インクジェット装置の概要
メーカー | セイコーエプソン |
プリントヘッド | PrecisionCore |
インク粘度の目安 | 1-10 mPaS(範囲外の場合はご相談下さい) |
必要最小インク量 | 50 mL |
観察機能 | インク滴の飛行観察機能 描画機能 |
描画機能 | 100mm角ステージへの描画機能 |
インク種類 | 水系・溶剤系インク |
評価 | エプソンより委託を受けてエレファンテックが実施 |