2/24 朝9時からFLEX 2021というオンラインカンファレンスにてキーノート発表時に2つ新しい発表をする予定 

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SEMI いう業界団体がありまして、半導体製造を中心にエレクトロニクスのサプライチェーンを繋ぐ国際的な業界団体だそうです。そちらが主催しているFLEX 2021というフレキシブルハイブリットエレクトロニクス(FHE)界隈の中心的なカンファレンスがあります。このFLEXというイベントは、そもそも2001年にThe U.S. Display Consortium (USDC)が新しいテーマとして、ワークショップを開いたのが始まりとされています。その後、2015年にsemiという団体が主催するイベントのうちの一つとなり、今に至るようです。たしかに、このころからFHEという表現を聞くようになったなと感じていましたが、2015年にNextFlexという団体が設立された時に定義したのがFHE だったんですね。プリンテッドエレクトロニクスという業界が停滞気味だったところに新しい動きが始まるので新しい概念を打ち立てなおしたのだと思います。

私は米国の展示会では、材料や基材の勉強を目的としていたからか割とPrinted Electronics USA の方に顔を出しがちだったのですが、ついにFLEXの方にもお声がけいただくことができて、発表する機会を得ることになりました。ありがたいです。私がキーノートをさせていただくセッションは「Flexible Materials & Technology From Asia」です。2/24朝9時からです。

Flexible_Materials_Technology_From_Asia

KEYNOTE: Flex PCB Manufacturing Method by Additive Manufacturing Using Inkjet Technology and Its Application」という題名で発表させて頂く予定なのですが、2つほど、発表の最後の方に、これからどのような新しい展開と挑戦をするのかという意味で、初めて公開する情報を2つ入れてあります。国際的なコラボレーションも含まれておりますので、ぜひ聞いてみてください!

他のキーノートの皆さんや発表者の内容をざっと眺めると、アメリカは割とウェアラブルかつヘルスケア関連か脳の活動を観測するような内容がトレンドなのかなと思いました。アジアは、ウェアラブルもありますが、フレキシブルディスプレイなどのデバイス寄りの発表が多いです。やっぱ製造の現場がアジアだから、シーズ的な研究はアジアが、欧米ではニーズから立ち上がりやすい感じなんでしょうか。イーロン・マスクのニューラリンクという脳波コントロールデバイスベンチャーも話題を集めてますね。私のセッションのモデレータを務めてくださる東北大学の福島先生も生体の神経ネットワークとエレクトロニクスをつなぐような研究をされています。米空軍の研究所が関わってくるのはやはりパイロットのバイタルモニターとかですかね。まだ、マクロスのYF-21のような戦闘機はでてこないかもしれませんが、というか人が乗ってる必要があるのかどうかわかりませんが、SFがフィクションではなくなっていく現場がここにもあります。

では、みなさん、是非 登録、視聴をよろしくお願いします!