さっそく通販で市販の100%🍋レモン果汁🍋を購入してみました~
ん?!やはり100%のレモン果汁は沈殿物がありますね。
インクジェットのノズルは数十µmと小さいためこの明らかな沈殿では詰まってしまいそうなので・・・ろ過します!
本来ならフィルターを使ってサッとろ過したいところですが、より身近なやり方を今回してみようと思い、懐かしきろ紙でろ過をしてみようと思います。
・・・2時間かかりました( ;∀;)
その甲斐あってかしっかりろ過できました!目で見ても分かる↓
今回使用したろ紙は保留粒子5µmでした。なので、5µmより大きい粒子は除去されていてインクジェットのノズル(数十µm)に通過可能なレモン液になりました!
さて、ではこのレモン液を使って描画します。
光沢紙に描画してみましょう。
描画中・・・
描画結果
左:レモンの絵 右:グラデーション
見えない;光の加減で何とか見えるレベルでした。まあ、色の薄い液体ですから仕方ないですかね・・・
皆さんご存じの通りレモンは酸性(pH2.1)なのでリトマス紙は青→赤に変化しますよね。なので次はリトマス紙に描画してみました。
描画中・・・
描画結果
レモンでレモンの絵の描画にトライしてみました!!!
切られたレモンから果汁が滴ってる絵が綺麗に描画できましたね~
ちゃんと描画されている所だけレモンの酸性の影響で赤色に変化しています。
この描画した用紙、なんか線が入ってるのは何?ですって?
これは100mm角のリトマス紙が無かったので短冊状のリトマス紙をPETフィルムに両面テープを貼って地道にリトマス紙を着けていきました。
両面テープで貼ったら、きれいに描画できないんじゃないか?と思われるかもしれませんがIJの液滴はごく少量なのでちゃんとリトマス紙上だけで液滴を吸収していて問題無かったです。(どれくらいIJの液滴が少量なのかも今後のblogでお伝えします)
とにかく!隙間ありますけど結構時間と手間がかかったのですよ~
さあ、グラデーションはどうなっているでしょうか。
グラデーションっぽい絵にはなりましたね!
あれ?でも描画した元データと比べてみると真ん中付近の色合いが描画した方は濃い気がしますね~
なんででしょう?
齊藤さんに聞いてみました。
詳しくは次回のブログで説明しますが簡単に言うと「レモンの吐出液一つ一つがリトマス紙上で滲んでしまって、あるグラデーション濃度からは隙間(リトマス試験紙の下地)が見えなくなってしまうから。だから濃い部分は変化が見えなくなってしまうんです。ちなみに、液滴を小さくできればもう少しはっきりと濃淡がだせると思いますよ~」だそう。
だから濃く見えるのか!勉強になります。
次回は1ノズルから吐出される液滴はどれぐらいの量なのかとグラデーションの絵からどれくらいが丁度良いすっぱさなのかを検証していきたいと思います。これが分かれば食品にレモンを丁度良い酸っぱさで描画出来る日も近い!?ん?需要はあるのか・・・は分かりませんが。