エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートです。 失敗を繰り返し、本人たちは落ち込んでいることも多いのですが、読者のみなさん目線からすると、逆にものすごく参考になるのではないでしょうか。 とても面白いシリーズです!
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目次
挨拶と自己紹介
こんにちは。
この度、エレファンテックの技術を活かした電子工作の紹介記事を書こうという企画がスタートしました。
今回はシリーズ初回である、電卓の製作についての導入の記事です。
執筆は平野と高橋が行っています。
- 平野
東京工業大学・学士一年 電子工作系サークル「ロボット技術研究会(通称ロ技研)」所属
サークルではマイクロマウス製作を行っている。
寝ても覚めてもマイクロマウス。
ロ技研を通してこのブログ執筆に巡り合った。 - 高橋
東京工業大学・学士一年 同サークル所属
個人製作として左右分離型キーボードを製作中。コントローラ等のデバイス製作が好き。趣味はPCショップでゲーミングキーボードを叩くこと。
同じく、ロ技研を通じてこのブログ執筆に巡り合った。
記事のコンセプト
この企画のコンセプトは、「フレキシブル基板に触れたことの無い人が、フレキシブル基板を使いたくなるような記事」というものです。
その上でブログの内容を決める際、我々がロ技研所属で電子工作の経験もあるという点を踏まえて、技術のプレゼンの方法をエレファンテックの方々と協議しました。
その結果、実際にフレキシブル基板を用いた作品を作って紹介することでフレキシブル基板を身近に感じてもらおうということに決まりました。
学生ライターという立場を活かして、学生らしくフレッシュな視点で率直な記事を書いていこうと思います。
と言っても、我々二人も電子工作の経験こそあれどフレキシブル基板を使った工作は経験が無く、作品製作の上で躓くことは多々あるでしょう。或いは製作の過程でフレキシブル基板のデメリットが浮き彫りになるかもしれません。
しかし、今回の企画ではそういったデメリットや失敗なども隠すことなく、積極的に発信していくという方針です。
読者の方々がこの記事を見てフレキシブル基板の様々な特徴を知ることができれば幸いです。
今回の作品テーマ
タイトルにある通り、初めての製作物には電卓を選びました。
この電卓の特筆すべき点は、ボタン部分に「メンブレンスイッチ」を採用することでキーパッドをペラペラにし、クルクルと巻いて小さくできる事です。
メンブレンスイッチについては別の記事を立てて解説します。
また、フレキシブル基板を使った初めての電子工作ということで、メンブレンスイッチ部だけでなく基板全てにフレキシブル基板を使用する予定です。
△完成予想図
△キーパッド部を丸めた姿
今後の進行
高橋は基板CADに触ったことが無いので、今回は基板設計を平野、プログラミングを高橋が担当します。
その2では基板の設計についてまとめた記事を公開します。
それ以降ではメンブレンスイッチについてやプログラム部などを数回に分けて執筆。全5~6回程度の構成で進行していく予定です。
次回以降もよろしくお願いします。