P-Flex🄬は、ピュアアディティブ®︎法によって製造されるFPCです。
これまでの電子回路は、フォトリソグラフィと呼ばれる、全面に金属を貼った上で不要な部分を溶かす、という手法で作られてきました。
エレファンテックの開発したピュアアディティブ®︎法はこれまでとは全く逆の発想で、必要な部分にのみインクジェットで金属ナノ粒子を印刷し、さらに無電解めっき技術で金属を成長させるという製造方法です。
(*1)特許 第6300213号 取得済
これまでのプリント基板製法(他社製法)では銅箔を製造し、フィルムとラミネートし(CCL製造)、感光材料をラミネートしたあと、露光、現像、エッチングによって不要な部分の銅箔を溶解・廃棄することで、所望の銅パターンを得るという、非常に長い工程でした。
エレファンテックの独自製法(ピュアアディティブ®法)ではフィルムに金属を印刷し、成長させることで所望の銅パターンを得る方法で、銅箔製造プロセス、CCL製造プロセスが丸ごと不要になる上、エッチングで銅箔を溶解・廃棄するプロセスも不要となります。
これまで:「不要な金属を削る」 →無駄が多い
これから :「必要な金属を印刷」 →無駄が無い
エレファンテックのピュアアディティブ®︎法による環境負荷削減の取り組み
・天然資源の消費の削減
・水の消費の削減
・廃棄物の削減
持続可能な開発目標(SDGs)に貢献
独自の技術(ピュアアディティブ法)で、既存製法に比べて水消費量・有害物質排出量・CO2排出量それぞれについて削減を実現しました。
これは持続可能な開発目標(SDGs)のうち主に「目標6 のうち、6.3 および 6.4」「目標12 のうち、12.2 および 12.5」「目標13」に貢献しています。
6.3 2030 年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する。
6.4 2030 年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.2 2030 年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.5 2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
目標13. 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る