【インク吐出評価サービス ブログ : 3】インクジェット技術担当紹介

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 エレファンテックのアディティブマニュファクチャリングセンター(以下AMC)にて、インクジェット技術全般を担当しております齊藤です。

インクジェット技術担当 齊藤

 縁あって今年の4/1よりエレファンテックに仲間入りさせていただきました。
私の趣味の一つにDIYがあるのですが、道具さえ揃っていれば、人が作れるものは家だって何だって作れると思っており、これまで我が家の棚や靴箱、自転車置き場などを作ってきました。そんな考えだったために、エレファンテックの新しいものづくりを立ち上げると言うミッションに非常に興味が沸いたと言うのも仲間に加わった理由の一つです。この先、どのような新しいアディティブマニュファクチャリング(以下AM)技術に関わりながら、環境に優しいものづくりを進められるのか私自身もワクワクしています。

 もともと私はインクジェット技術に携わってきて、IJ技術の知見を深めるために日本画像学会などのイベントやセミナーには積極的に参加しておりました。実はその学会イベントで訪れたのがエレファンテックでした。インクジェット技術を製造プロセスに活用する研究は進んでいても、量産化まで実現している事例は少ないため、参加者が口々にアプローチがユニークで生産が効率的で、とても面白かったと話をしていたのが印象的でした。私も同じように衝撃を受けた一人で、これまでのインクジェットに関わる知見をエレファンテックで発揮できればと思っています。

 私は十数年にわたりインクジェット技術を追求してきました。もちろん諸先輩方の経験や実績も学びながら、自らが経験した量も豊富だと自負しています。インクジェットヘッドからどういう原理でインクが飛び出すのか?どのような波形にすれば、効率的に綺麗に吐出させることができるのか?高い周波数で吐出させるのにはどのように振動を抑えればいいか?など、そのような悩みや疑問があれば、ぜひ一声お掛けください。

sweep飛翔画像
インク飛行画像(例)

 インクジェット技術は、あるまとまりの液体から微小量を正確に且つ高速に分離することを、非常に高い周波数で行える技術です。家庭でも手軽に写真品質の印刷が出来るのはこの技術が発展してきたからと言えるでしょう。インクジェット技術は紙に対して文字や写真を印刷することで発展してきましたが、近年では3Dプリンタに代表されるような新しいものづくりにも技術が進んでいます。みなさんもご存じのように、このような流れは世界規模で進んでおります。私達だけでAM技術を発展させることは難しいので、多くの企業と協業していく必要性があると考えています。このように同じような意識をもった方々からのご相談が頂けると非常にうれしいです。一緒に持続可能な世界を作っていきましょう。