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【インク吐出評価サービス ブログ : 5】インクジェットヘッド方式について

インクジェットの技術は紙への印刷技術として発展してきました。ご存じの方も多いと思いますが、家庭用のプリンタとして普及している方式は、大きく分けて2種類(サーマル式とピエゾ式)あります。同じように文章や写真を印刷していても、不思議なことに中で行われていることが全然別のモノというのが面白いですよね。 サーマル式は簡単にいうと沸騰現象(膜沸騰)を利用するのでインクの中に水が必要になります。ただし、構造が非常にシンプルにできるので高密度化に向いているというメリットがあります。瞬間的に数百℃まで加熱できるヒーターを時間的に細かく制御できる技術は素晴らしいと思います。 サーマル式 一方でピエゾ式は電圧を加えると変形する圧電素子(ピエゾ素子)を利用することで複雑な波形制御が可能な方式です。つまり、液滴を大中小などと打ち分けることもできるのです。また、水が含まれないインクも使用できるというメリットもあります。ただし、構造上ある程度の圧力を発生させるにはピエゾ素子との面積も必要になるので高解像度には向かないと言われています。ただし、描画の方法を工夫すれば解像度を上げることは可能なので、リカバリーできる技 […]

インクジェット吐出に関わる物性値

【インク吐出評価サービス ブログ : 4】インクジェット吐出に関わる物性について

IJ技術を中心に様々な方々とやり取りさせていただいております。紙への印刷にて発展を遂げてきたインクジェット技術ですが、様々な液体をインク化して産業的に利用しようとする動きが活発であることを実感しています。 インクジェット技術に長い年月を携わってきた方や、これからインクジェット技術を活用したいと希望する方もいらっしゃいますし、しかもお客様が描画したいインクは多種多様であるため、私も学ぶことが多い機会となっています。 評価した様々なインク インクジェット吐出評価では、インクをご提供して頂き、エプソン製のPrecisionCoreヘッドにて評価を行います。液体としての特性とインクジェットヘッドとのマッチング適性があるかという観点で評価を行うことになります。 まず初めに挙げられる大切な物性は粘度 [mPa·s]です。 当社で使用しているインクジェットヘッドは 10mPa·s までの粘度領域に適性があります。それ以上になる場合も波形調整などで対応することが可能かもしれませんのでご相談ください。一般的にはレオメータなどの計測器にて、あるせん断応力を受けた時の物性値として計測されます。インクジェット […]

バイオセンサーと酵素:AMC始動(4)

エレファンテック杉本です。 いやー、思ったような論文ってスムーズにみつけられないですよね。今回は、バイオセンサーの製造において、検出する対象の物質と反応する酵素が複数必要な場合を紹介しようと思ってたんですが、今回ピックアップする実例が酵素ではなく、抗体になってしまいました。しかし、ここで酵素と抗体って何が違うんだろうかという点は重要だと思ったのでまず、その点について調査してみました。 下記の資料などがわかりやすかったのですが、機能性タンパク質というカテゴリーの中に、酵素も抗体も入ってるんだなと。またその機能仕方によって、分類されているのだとよく理解しました。 ・http://www2.huhs.ac.jp/~h990002t/resources/downloard/14/14biochem1/2014functionalprotein.pdf ・https://www.sciencedirect.com/topics/medicine-and-dentistry/enzyme-antibody このsciencedirectのリンクの記事にある、”Principles of Regen […]

【AMC インタビュー :1(後編)】Panasonic 中西さんに伺う、AMC への期待

Panasonic 中西さんに伺う、AMC(Additive Manufacturing Center)への期待 インタビュー記事(後編)です。 ※この記事は、前後編の2回にわけてお届けしています。前編では「新しい AM 技術で勝者になるのは誰なのか」を中心にお話を伺いました。後編もアツイ展開が続きます。 エレファンテックを知っていただいたきっかけをお聞かせください。 (杉本) では元の質問に戻って、ここはさくさく消化しちゃおうと思いますけれども、エレファンテックって最初にどこで知っていただいたんでしょうかという。 (中西) 元々はAgICという会社だったときには、私が関わっていた前の材料企業をやってきたときから、導電性のそういう回路配線材料というところをやっている部門をちょっと見ていたときがあったので、そのときに企業(AgIC)のことは知っておりました。具体的にP-Flexとかそういうものに出合ったのは、やっぱりMTRL(ロフトワーク)に関わったところから一気に深くなったというのは間違いないかなとは思っています。 2018年9月にMTRL KYOTOで催されたElephantechの […]

【AMC インタビュー :1 (前編)】Panasonic 中西さんに伺う、AMC への期待

AMCへの期待について、各方面で活躍されていらっしゃる方にホットなお話しを伺うインタビューシリーズです。 第一回目のゲストはPanasonicの中西多公歳さんです。中西さんとは昨年9月に「HP 3D Printing and Digital Manufacturing Center of Excellence」をいっしょに視察し最先端のAdditive Manufacturingを肌で感じてきました。 MTRL TOKYOでの視察レポートのイベントの様子はこちらです。 今回は、Additive Manufacturingの社会実装を日本でどう進めるか、どう進んでいきそうか、お話を伺いました。 ※この記事は、前後編の2回にわけてお届けします。 中西 多公歳さん パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社, 電子材料事業部 事業開発センター 事業企画部 事業開発課 課長 1982年大阪府生まれ。 中間機能材料専業メーカーにおいて、新素材開発、製品開発、新事業企画、マーケティング、海外営業など、複数の職務を経験。数多くのプロジェクトをマネージメント、特に、事業立ち上げの上流工程 […]

【メディア掲載紹介】週刊東洋経済:「すごいベンチャー」特集で紹介されました。

週刊東洋経済(2020年8月22日号)「すごいベンチャー」特集において 「プリント基板を独自技術で製造」「エコ技術で世界初の量産」というタイトルで、弊社が紹介されました。

電気化学センサー

バイオセンサー:AMC 始動(3)

さて、前回、本当にバイオセンサーを製造するのにインクジェットって役に立つのか、みんながなんて言ってるか調べてみますねということで終わりました。その話題に入る前に、一つ最近あった、私のボケたストーリーを共有しようと思います。 血糖値センサーにおける酵素の正体 このバイオセンサーって、実際に何に使われてるんだろうと調べたんですが、本当に色々あるものの、身近というか、ユーザーが多いのは血糖値のセンサーだということがわかってきました。私の周りにも、糖尿病でこの血糖値センサーを使われている方がいたのですぐにどれのことを指しているのかわかりました。下記画像は、よくAmazonでも入手できる血糖値センサーです。こちらは2極ですね。機械に刺さるところは3極あるのですが、大抵2つはすぐに短絡するようになっていて、センサーストリップがちゃんと機械に刺さったかどうか確認するための工夫のようです。こちらの特許を読むとそう書いてあります。 また、弊社には3極の電気化学センサー自体はありまして、下記のセラミックの上に金電極と、銀塩化銀電極が形成されているものがそれにあたります。 このDropSens社のポテンショ […]

【IJ実験室 : レモンを吐出してみよう(1) 】リトマス紙にレモン汁を描画してみよう!

さっそく通販で市販の100%🍋レモン果汁🍋を購入してみました~ ん?!やはり100%のレモン果汁は沈殿物がありますね。 インクジェットのノズルは数十µmと小さいためこの明らかな沈殿では詰まってしまいそうなので・・・ろ過します! 本来ならフィルターを使ってサッとろ過したいところですが、より身近なやり方を今回してみようと思い、懐かしきろ紙でろ過をしてみようと思います。 ・・・2時間かかりました( ;∀;) その甲斐あってかしっかりろ過できました!目で見ても分かる↓ 今回使用したろ紙は保留粒子5µmでした。なので、5µmより大きい粒子は除去されていてインクジェットのノズル(数十µm)に通過可能なレモン液になりました! さて、ではこのレモン液を使って描画します。 光沢紙に描画してみましょう。 描画中・・・ 描画結果 左:レモンの絵 右:グラデーション 見えない;光の加減で何とか見えるレベルでした。まあ、色の薄い液体ですから仕方ないですかね・・・ 皆さんご存じの通りレモンは酸性(pH2.1)なのでリトマス紙は青→赤に変化しますよね。なので次はリトマ […]

地方創生SDGs官民連携 プラットフォーム

エレファンテックは、内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画しました。

エレファンテックは、「SDGsの国内実施を促進し、より一層の地方創生につなげることを目的」として内閣府が設置した「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画したことをお知らせします。 エレファンテックは、インクジェットプリンターを使ったアディティブマニュファクチャリング(以下AM )によるものづくりを推進しています。 既存手法に比べて、環境負荷が低く、プロセスも短く、コストパフォーマンスの良いAMにて電子基板製造の量産化に成功し、2020年より名古屋で大型の工場が稼働します。AMの良さは、環境負荷が少ないことだけでなく、プロセスが短いために製造ラインを分散して設置することも可能です。AMは、環境負荷低減だけでなく、地域に産業を維持し発展させることにも貢献します。 当社は電子基板だけでなく、様々な物作りをAMで行い、SDGs目標に貢献したいと思っています。そして地方創生SDGs官民連携プラットフォームに参画することで、このAMの良さを多くの人に知っていただけるきっかけにするとともに、私達だけでは気づくことのできないニーズに対し、AM技術が貢献できるチャンスを広げていきたいと期待して […]

身近なものを描画して分析してみよう

【IJ実験室 : 身近なものを描画して分析してみよう】

自己紹介 はじめまして。板倉と申します! 主に私はR&D用インクジェット(IJ)装置で実験やインクの評価を行っています。 「インクジェット装置」と言ったら「専用のインクカートリッジを入れて印刷・・・」なんてイメージがあると思いますが、このR&D用インクジェット装置は粘度等一定の条件をクリアしていれば専用のインクでなくても描画が出来てしまうんです!だから、レモンとか醤油とか私たちの身近な液体も描画出来ちゃうんです!! 料理のトッピングもプリンタでできたら楽しいって思いませんか? そんな特性を活かして「身近なものを描画して分析してみよう!」そんなことをテーマに実験を今後お伝えしていければなと思っています。 レモンをリトマス紙に描画したり、醤油を目玉焼きに描画したりとかお掃除グッズを描画してそこだけ汚れがとれるとか・・・え?分析してないって?ちゃんと分析して絶妙な味の濃度で描画したり、どのくらいの塩分濃度とか等、分析もいたしますよ!!こうご期待! 身近なものを描画して分析する! そんなR&D用インクジェット(IJ)装置をより知りたいと只今絶賛インクジェットの猛勉強中! […]

紙で折った鶴を自力で飛ばそう!

【IJ実験室 : 紙で折った鶴を自力で飛ばそう!(1) 】

 初めまして、こんにちは。今回、インクジェット実験室担当になった田中です。ここではR&D用インクジェット装置を使った物作りをしていきます!  私は東京藝術大学工芸科に所属しており、普段は金属素材を中心に扱った物作りをしています。銅板叩いたり合金を作ってジュエリーを制作したり…インクジェットとは縁のない環境で制作していますが、R&D用インクジェット装置や機能の詳しい話を聞いて、組み合わせたら面白いモノが生まれるかもしれない、インクジェットについてもっと知りたいという思いを抱きました。R&D用インクジェット装置については素人同然なので、疑問に思ったことは社内の技術者齊藤さんに相談しながら進めていきたいと思います!  さっそくですがみなさん、R&D用インクジェット装置ってご存じですか?これは名前のとおり、エプソン社製の様々な研究や技術開発をするプリンタなんです!インクで絵を描いたり、インクの吐出状況を調べたり…いろんなことができます。 このR&D用インクジェット装置を使って、紙に文字や画像を印刷する従来の使い方だけではなく、新た […]

Ag/AgCl 電気化学センサー

AMC 始動(2)

エレファンテック杉本です。 前回の「普段から様々な論文を読むのですが、相変わらず家庭用プリンターをハックして様々なチャレンジをしている研究者の皆さんのチャレンジの中にあるキーワードが目立つことに気づきます。それがバイオセンサーだったのです」という話からの続きです。 そのバイオセンサーの論文たちですが、よく調べてみると、まずすぐに理解できたのが電極をカーボンや銀のペーストで印刷して多くの人は作っているが、インクジェットでそれを作ることができそうだぞということがわかりました。そこでまずはじめたのが電気化学センサー製造サービスです。よく考えると、もちろん金などのペーストやインクを塗ってもいいんですが、弊社はめっきの技術があるので、金めっきなども組み合わせるといろんな価値を提供できるんじゃないかと思ったんです。 バイオセンサー向けの電気化学センサー ところで、そのバイオセンサー向けの電気化学センサーという言い方をしている金属電極ですが、ものにもよるのですがたいてい3極あります。作用電極、参照電極、対極の3本です。これらの仕組み、特に参照電極の仕組みなんか気になると思いますが詳しい解説は別の記事 […]

斉藤さん

【インク吐出評価サービス ブログ : 3】インクジェット技術担当紹介

 エレファンテックのアディティブマニュファクチャリングセンター(以下AMC)にて、インクジェット技術全般を担当しております齊藤です。 インクジェット技術担当 齊藤  縁あって今年の4/1よりエレファンテックに仲間入りさせていただきました。 私の趣味の一つにDIYがあるのですが、道具さえ揃っていれば、人が作れるものは家だって何だって作れると思っており、これまで我が家の棚や靴箱、自転車置き場などを作ってきました。そんな考えだったために、エレファンテックの新しいものづくりを立ち上げると言うミッションに非常に興味が沸いたと言うのも仲間に加わった理由の一つです。この先、どのような新しいアディティブマニュファクチャリング(以下AM)技術に関わりながら、環境に優しいものづくりを進められるのか私自身もワクワクしています。  もともと私はインクジェット技術に携わってきて、IJ技術の知見を深めるために日本画像学会などのイベントやセミナーには積極的に参加しておりました。実はその学会イベントで訪れたのがエレファンテックでした。インクジェット技術を製造プロセスに活用する研究は進んでいても、量産化まで実現し […]

ミラノサローネを振り返りつつ、来年の姿を想像する。

【弊社杉本が登壇します】オンライントーク「ミラノサローネを振り返りつつ、来年の姿を想像する。」

デザイナーとテックスタートアップ、二つの視点からミラノサローネを振り返る、全3回の連続シリーズのMTRLオンライントークセッションに弊社杉本が登壇します。 本イベントは、2015年から毎年ミラノサローネに出展してきた、デザイナー/アートディレクターの田子 學さんと、プリンテッドエレクトロニクスカンパニー「エレファンテック」の杉本 雅明さんのおふたりが、毎年の展示を振り返る全3回のオンライン・トークセッション。 デザイナーとテックスタートアップ、それぞれの視点から、実際に現地で撮影してきた写真を元に 「なぜミラノサローネで展示するのか?そこにはどんな可能性があるのか?」を紐解きます。タッグを組んで継続的に出展してきたおふたりからしか聞けないナマの情報も飛び出すはず。ぜひお気軽にご覧ください。(MTRLページより引用) 概要とお申込み 開催日:2020/07/17(金), 07/31(金), 08/08(土) 19:00–20:30 場 所:オンライン配信 参加費:無料 申込み:終了しました。

最初のキックスターターの時の様子

AMC 始動(1)

エレファンテック杉本です。2020年4月にAMC(アディティブマニュファクチャリングセンター)を設立し、三井化学から出向いただいた川本氏にセンター長に就任いただき、新体制で皆さんに貢献していこうと動き出しました。 すでにリリースさせていただいたサービスにインクジェット吐出試験サービスがあります。こちらは、日本画像学会のツアーで弊社にお越しいただいたときに出会って仲間になった齊藤が皆さんとともに課題に取り組ませていただきます。 さて、そのAMCですが主に4つのテーマにフォーカスしております。我々の得意なエレクトロニクス、P-Flexでお客様からお声がけが多かったバイオセンサーを含むヘルスケア、以前 セメダインさんと挑戦したことがあるテキスタイル、そして三井化学さんも得意とするオプティクスの4つになります。これらは別々に分かれているわけでなく、クロスすることもあります。例えば、ヘルスケア分野も電極がまつわるものも多く、エレクトロニクスと捉えることもできると思います。今回は、エレファンテックがバイオセンサーにまつわるきっかけとなったストーリーを共有していきたいと思います。 これまでとこれから […]

【Press Release】Announcing the Appointment of a New Director of the Additive Manufacturing Center From Mitsui Chemicals

【メディア掲載紹介】日刊ケミカルニュース:エレファンテック 三井化学の川本氏をAMセンター長に

日刊ケミカルニュース(2020年6月11日付)に「エレファンテック 三井化学の川本氏をAMセンター長に」という記事で紹介頂きました。 インクジェット印刷技術をベースにした電子回路製造法を確立し量産化を行うエレファンテックは昨年、三井化学と戦略的提携を締結。その提携に基づき、三井化学名古屋工場内で整備が進む、同製法で製造するフレキシブル基板(FPC)「P‐Flex」の大型量産実証施設(AMC名古屋)が、10月に稼働する。  それに先立ち、「P‐Flex」に使われている、必要な部分にのみインクジェットで金属ナノインクを印刷するAM技術を拡張させ、エレクトロニクス分野のみならずバイオ、テキスタイル、オプティクスなどの幅広い分野のものづくりに活用するため、エレファンテックはAMCを立ち上げた。  川本氏を含め13人体制となった同センターは、エレファンテック本社(東京・八丁堀)とAMC名古屋双方にまたがる統括組織。技術プロモーションやR&D支援サービス、応用技術開発といったAMの推進活動を行っている。同社によれば、AMC名古屋では今後、銅配線形成だけでなく、AMを活用したソルダーレジス […]

R&D用インクジェット装置

【インク吐出評価サービス ブログ : 2】R&D用インクジェット装置を動画で紹介

エプソン製のR&D用インクジェット装置を動画でご紹介します。 この装置には、インク滴の飛行観察機能と描画機能が搭載されています。飛行観察機能は、カメラと光源を高速で制御することにより、ヘッドから吐出されたインク滴をリアルタイムに撮影することができます。より専門的な評価として、波形調整や電圧調整も実施可能な装置となっています。初回の吐出評価は基本的に無償で対応するサービスですが、専門性の高い評価や、描画評価などは別途相談させていただく形となっています。 インク吐出評価サービスでは、エレファンテックがエプソンのPrecisionCoreでインクジェット特性を評価することに加えて、最終的な量産化への道筋がイメージしやすくなるというメリットもあります。 エレファンテックが培った量産化へのプロセスを協業して立ち上げていくことで、持続可能な世界を一緒に作り上げていきたいと考えています。 動画より エプソン製のR&D用インクジェット装置の内部になります。中央に映っているのがインクジェットヘッドです。手前側にあるのが観察用のカメラで、奥側に光源があります。 ヘッドから吐出されたインク滴 […]

インク吐出評価サービス

【インク吐出評価サービス ブログ : 1】インクジェット特性と評価

エレファンテックではインクジェットを活用した製造プロセスにてFPC P-Flex®の量産化を進めています。インクジェットは必要なところに必要な分だけ配置することが可能で、環境にやさしく、デジタル的で造形自由度が高いのが特長です。つまり、アディティブマニュファクチャリングの工法としても、インクジェットは非常に相性が良く、様々な分野で活用が進んでいます。 インクジェットは非接触でインクを飛翔させ、所定の位置に着弾させ、描画する技術です。液体をある決まったサイズに分離し、飛翔させ、高精度に配置するには、インクジェットに適した液体特性を有してなければなりません。 一方で、インクジェットは非常に微小で高速に挙動するため、その特性を正しく高精度に計測する装置がないと言われており、インクジェット現象を正確に評価するためにはインクジェットヘッドを用いて実際に吐出させる方法が確実と考えられます。 そこで、エレファンテックとしてはエプソンの高性能で実績の豊富なPrecisionCoreヘッドを用い、インクジェット特性を下記の試験項目で評価するサービスを立ち上げました。 試験項目 項目の解説 初期充填性 イ […]

Announcing Launch of Ink Discharge Evaluation Service

【メディア掲載紹介】日刊ケミカルニュース:エレファンテック AMなどにらみインク吐出評価を開始

日刊ケミカルニュース(2020年5月20日付)に「エレファンテック AMなどにらみインク吐出評価を開始」という記事で紹介頂きました。 昨今の製造技術は、3Dプリンティング技術に代表されるアディティブマニュファクチャリング(AM)の活用が進んでいる。エレファンテックは、環境負荷が低く、デジタル的で造形自由度が高い特長を持つインクジェット技術を、より一層進展させることに価値があると捉えており、これまで培ったインクジェットに関わる技術を生かすことで、インクジェットの応用分野拡大への貢献を目指していく。その第1歩として、インク吐出の評価サービスを立ち上げ、多くの企業・幅広い分野への技術支援を行っていく考えだ。(記事より引用)

R&D用インクジェット装置

【メディア掲載紹介】fabcross:エレファンテック、エプソン製ヘッドを用いた「インク吐出評価サービス」を開始

2020年5月8日付fabcrossに エレファンテック、エプソン製ヘッドを用いた「インク吐出評価サービス」を開始 というタイトルで記事が掲載されました。 メディア掲載一覧 ▶ fabcross 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む

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