ニュース News
弊社代表の清水が「日本版SBIR制度の見直しに向けた検討会」の委員に就任しました
弊社代表の清水が「日本版SBIR制度の見直しに向けた検討会」の委員に就任しました。 清水は、次のようにコメントしています。 「SBIR制度(中小企業技術革新制度)は、本来市場原理に任せていては起きにくい破壊的なイノベーションを起こすために政府が介入する制度として設計されたにも関わらず、日本でのスタートアップエコシステムの発達が遅れたことも相まって、設計意図とはかけ離れた制度になってしまっています。 それをイノベーションの現場の最前線で目の当たりにした人間の一人として、より破壊的なイノベーションを日本から生み出していけるような方向に持っていくために協力して欲しい、という熱意に共感し、本検討会への協力を決めました。」 「日本版SBIR制度の見直しに向けた検討会の設置について」の開催趣旨について 『諸外国の制度等も参考にしつつ、日本版SBIR制度を虚心坦懐に評価・議論し、求められる機能を再整理する。さらに、各府省庁の体制や制度等の各種制約を踏まえて、どのように新たな制度として落とし込んでいくか検討し、日本版 SBIR 制度の見直しに向けた、迅速かつ具体的なアクションプランをまとめることを目指 […]
六本木ヒルズでワークショップを開催します。 その2
今までの準備 その1 こんにちは。しみけんです。ワークショップの準備ややりとりをしていたら前回から日が経ってしまいました。後10日!ドキドキです。 というわけで今回はワークショップでの中心的な存在、講師の髙⽥展弘⽒との準備を ざっとダイジェスト的にお見せします。 実はもうこの頃にはだいぶ開発が進んでいるのですが、しみけん、杉本さん、山崎さん、そして髙田氏四人での打ち合わせです。 ここに並んでるなんだか面白そうなガジェットは、シンセサイザーと圧力センサーをつなぐ為の、大切な機械。歴代のプロトタイプが全て並んでいます。 このシンセサイザーは協力いただいてるKORGさんのシンセサイザー、MS-20です。 子供達が演奏する、MS-20 miniは復刻版で(前ブログ参照)なんとオリジナルのMS-20を髙田さんにお持ちいただいての打ち合わせとなりました。しみけんも欲しいです。 写真では顔を写してないですがみんな終始ニヤニヤしていました。それくらいワクワクしてました! そしてこの絵は山崎さんが書いた、本番の時に使ってもらうガジェットのスケッチです。 そして山崎さんはこの絵と回路図などを頼りに、配布用 […]
【メディア掲載紹介】日本経済新聞:エプソン、東大発の新興と資本提携 印刷ヘッド部品供給
日本経済新聞にエプソン、東大発の新興と資本提携 印刷ヘッド部品供給の記事が掲載されました。 セイコーエプソンは30日、プリント基板製造のエレファンテック(東京・中央)と資本業務提携すると発表した。インクジェット印刷技術を生かしたプリント基板の製造で、エプソンがエレファンテックにインクジェットのヘッド部品を供給する。エプソンはエレファンテックに出資(出資額は非公表)。業績への影響は軽微としている。 プリント基板は曲がる性質から「フレキシブル基板」と呼ばれ、スマホなどに搭載されている。 メディア掲載一覧 ▶ 日本経済新聞 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む
【メディア掲載紹介】日本経済新聞:エプソン、東大発企業と資本提携 印刷ヘッド部品を供給
日本経済新聞にエプソン、東大発企業と資本提携 印刷ヘッド部品を供給の記事が掲載されました。 セイコーエプソンは30日、プリント基板製造のエレファンテック(東京・中央)と資本業務提携すると発表した。インクジェット印刷技術を生かしたプリント基板の製造で、エプソンがエレファンテックにインクジェットのヘッド部品を供給する。エプソンはエレファンテックに出資(出資額は非公表)。業績への影響は軽微としている。 プリント基板は曲がる性質から「フレキシブル基板」と呼ばれ、スマホなどに搭載されている。 メディア掲載一覧 ▶ 日本経済新聞 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む
【めっき自動搬送装置ができるまで】[1]
初めまして。機械系インターンの北島です。 このシリーズでは私が作成しためっき自動搬送装置の稼働までの試行錯誤をまとめてご紹介していきたいと思います。 ↓こんなのです。 実は僕がこの装置を作り始めたのが2017年の6月とかなので、かれこれ2年前の出来事から始まるブログ記事です。 実際に今の工場で稼働するまでの話や、可能なら現在も続く改善運動について書いていきたいと思います。 自己紹介 私は大学を休学し9ヶ月間エレファンテックでフルタイムの社員として働いていましたので、このブログの中では私がパートタイムで働いている部分とフルタイムで働いている部分が混ざっています。現在も大学院に通いつつ、インターンとしてこのめっき自動搬送装置のメンテナンス・アップデートなどを行っております。 この装置の開発を任された際の自分は、 小型のめっき槽での揺動装置(めっき時にめっき対象物を水平に往復運動させる装置)を設計製作した(設計図はラフスケッチのみで部品はミスミなどから購入しました)。 大学の講義でarduionoは触ったことがある(が、よく覚えていない)。 程度のスキルでした。 そんな人が試行錯誤し […]
六本木ヒルズでワークショップを開催します。
初めに 初めまして、六本木ヒルズでのワークショップを担当している清水です。 本当は清水なのですが、この会社には清水が二人居りまして、私についた名称はしみけんでした。そのためしみけんとここでは書かせていただきます。 よろしくお願いします。 ワークショップについて エレファンテックは2015年から何度も森ビル株式会社と共に、夏にワークショップを行っています。 今年は、『にぎったり、ふんだり!圧⼒をつかって“でんきの波”をあやつろう!』 と、でんきの波を子ども達にあやつってもらいます。 子ども達が操るでんきの波の正体は、”音”です。 電気を使って音を創り上げる楽器、”シンセサイザー”を操るためのデバイスを、子ども達に作ってもらいシンセサイザーに繋いで遊んでもらいます。 日程は2019/8/12。場所は六本木ヒルズのノースタワー1Fです。 ご予約はこちらから。 しみけんはシンセサイザーが大好きなので、杉本にごり押ししてこのワークショップを担当することになりました。 講師もお呼びしています。 「無限⾳階シンセサイザー」や「レーザーテルミン」というとても面白い!電⼦楽器の開発を⼿がける髙⽥展弘⽒で […]
【フレキシブル基板にチャレンジ!】地球儀編[2]:パッド試験
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 新シリーズとして地球儀編のスタートです。今後ともよろしくお願いします! ご挨拶 どうも、高橋です。 ところで皆さんは大電流はお好きでしょうか?僕は嫌いです LED575個 今回の地球儀での最大の問題は電流量です。 LEDが全部で575個、適正電流が80mAなので全部光らせると46A。これは死ぬので半分に減らした上で1/8のみ光らせるダイナミック点灯にすることで全部で3Aにする…という話でした。 で、実際に地図部分に電流を供給するラインは3つに分割することで各々1Aの負担で大丈夫になります。 ところで毎度お世話になってるFH12コネクタの定格って? https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/FH12_catalog.pdfによると… 足りねえ! しかも、設計上の都合で地図部分を3つに分割する必要が生じたため、1 […]
【装置紹介】めっきプロセス 自動処理ライン
エレファンテックのめっきプロセス自動処理ラインを動画でご紹介します。 装置は自社設計、自社制作したもので、全長10メートルありこのラインで、基板の上に銀インクで印刷した回路の上に、銅の層を形成する工程をおこないます。 動画より 奥から「めっきをする前の表面を整える工程」→「実際にめっき液につける工程」→「めっき液を洗い流し表面処理をする工程」でラインが構成されていて、10kg弱のバスケットが10mのラインを通過していきます。 位置決め精度はミリ単位で制御されます。 1つのバスケットに最大20枚のシートが装着され、バスケットも含めると重さは約10㎏になります。 めっきは終わりです。シートは乾燥ののち、検品に回されます。
【フレキシブル基板にチャレンジ!】番外編:Quadcept使ってみた
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 挨拶 こんにちは、平野です。 今回の記事では、Quadceptという基板CADを使ってフレキシブル基板を設計した感想を書いていきたいと思います。 Quadceptを使って設計した基板については↓こちら↓で紹介しています。 ▶ 【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[6]:回路設計リベンジ ちなみに、僕はQuadceptを使うこと自体が初めてです。今回設計した基板はごくごくシンプルなものなので、この記事で紹介できるのはごくごく一部になってしまいます。 Quadceptについて気になった方は、ぜひ公式サイトを参照してみてください! Quadceptって? 一言でいうと日本発の基板CADです。 非商用なら多少機能制限があるCommunity版を使うことができるので、趣味の工作にも使うことが可能です!!! そんなわけで使ってみたくなり、社員さんに相談したところ有償版のライセンスがあるとのことだったので今 […]
【フレキシブル基板にチャレンジ!】リフロー編[1]:elecrowでステンシル発注
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 いろいろ新シリーズが出現中しています。そのひとつとしてリフロー編のスタートです。よろしくお願いします! 挨拶 こんにちは、平野です。 今回は、elecrowにステンシルの注文を投げてみます(突然)。 ステンシルってなに? はんだ付けに用いるステンシルとは、基板のはんだを盛る部分にだけ穴が開いている板のことを指します。基板にステンシルをのせ、上からクリームはんだを塗ることで簡単にパッドにはんだを盛ることができるわけです。 よくわからんという方は、以前実際にステンシルを用いてはんだ付けを行ってみた記事を公開していますので、ご覧になってみてください! ▶ 【フレキシブル基板にチャレンジ!】電卓編[11]:疑似リフローに挑戦! 経緯の説明 最近(といってもそこそこ前)、elephantechの作業スペースに卓上リフロー炉が導入されました。 今回の趣旨は、手っ取り早く言うと“卓上リフロー炉を活かして小ロッ […]
【フレキシブル基板にチャレンジ!】地球儀編[1]:導入
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 新シリーズとして地球儀編のスタートです。今後ともよろしくお願いします! ご挨拶 どうも、高橋です。ロボットアームも作り終わってないですが、諸事情により次の製作も始めていきます。 第3弾として「光る地球儀」を作ります。 経緯 ロボットアーム編の大きな教訓として”ハードウェアに凝ると死ぬ”というものがありました。アームだけで1年以上作ってますからね。よくクビが繋がってるなあと毎日思っています。 なのでハード部分が簡単に作れるというのは最優先事項になりました。 また、去年8月のMakerFaireなどを経てもう少し見た目の方向でアピールしたいなあという思いが芽生えました。というかロボットアーム作ろうとしたことに対する後悔が… ともかく、見た目で引き付けるものというのも条件に。 大体このあたりでインテリア方向に発想が傾いたのですが、このあたりの記事を見てLEDたくさん並べたいなあと思って建前を探したら […]
AWS SageMakerのセミナーに行ってきた
Amazonの機械学習のプラットフォーム AWS SageMaker のセミナーがあったので参加してきました。 場所は目黒のAWS Loft Tokyo、セミナー等が開かれる部屋以外にコワーキングスペースもあり開放的な空間です。 参加した目的 エレファンテック独自の基板の製法には原材料の削減などの多くのメリットがありますが、一方でデメリットとして、無電解銅めっきという方法で導体(銅)を作るためにムラが発生しやすいなど安定性の問題があります。 現在は人の目でロットごとのめっきの品質を確認していますが、これを機械学習によって自動化できないかというアイデアは以前から社内にあり、SageMakerでそもそも実現できそうか/できるとしてどれくらい簡単に実現できるかを確認しようと思い参加しました。エレファンテックのソフトウェアエンジニアの数は決して多くないので、インフラの構築から学習・運用までを少ないリソースで実現できるかは重要なポイントでした。 セミナーの内容 セミナーは大きく分けて座学とハンズオンの二部構成でした。ハンズオンに関しては開発者ガイドに近い内容だと思いますので省略して、座学編の内容 […]
Embedded Technology West 2019 / 組込み総合技術展 関西 でお待ちしております!
エレファンテックは下記日程で開催されるEmbedded Technology West 2019(ET-WEST2019) / 組込み総合技術展 関西に出展いたします。 この展示会は西日本地域最大の組み込み技術の総合展で、関西圏・西日本地域の電子機器メーカの設計者様や開発者様向けに、デバイス・電子部品・IoT機器・ソフトウェア等の展示が行われます。昨年も大阪を中心とした近畿圏の企業の方々が来展されました。 環境に優しいピュアアディティブ®法 エレクトロニクス産業は非常に環境負荷の高い産業であるなか、エレファンテックのフレキシブル基板のピュアアディティブ®法は、廃液量も大幅に削減した、環境に優しくコストも大幅に低減可能な製法です。 Embedded Technology West 2019 では、このピュアアディティブ®法で製造されたフレキシブル基板 P-Flex🄬 、およびウェアラブル用FPCとして活用できる P-Flex🄬 の応用製品を展示いたします。 量産のご相談も承りますので、ぜひ弊社ブースにお立ち寄りください。皆様のお越しをお待ちいたしております。 展示会詳細 Embedded […]
JPCA Show 2019(第49回国際電子回路産業展)
JPCA Show 2019は、電子回路・実装技術などの総合的な展示会です。エレファンテックでは、西展示棟アトリウム内(A-007)のテーマ展示「基板の新たな可能性を探る」において「3D成形回路 インモールドエレクトロニクス基板」を二ソール様と共催で展示いたします。 インモールドエレクトロニクス向け3D成形回路(技術展示品) 展示会詳細 JPCA Show 2019(第49回国際電子回路産業展) 会 期:2019年6月5日(水)~7日(金) 会 場:東京ビックサイト 西展示棟アトリウム内(A-007) URL :http://www.jpcashow.com/show2019/index.html 皆様のお越しをお待ちいたしております!
【フレキシブル基板にチャレンジ!】新3Dプリンター編[2]:監視カメラ
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編、ロボットアーム編に続き、次のシリーズとして新3Dプリンター編のスタートです。今後ともよろしくお願いします! ご挨拶 どうも、高橋です。 前回ちょっとだけ触れた、Raspberry Piを用いた監視カメラについてのお話です。基板の話は一回も出てこないけど… 3Dプリントにおけるモニターの意味 悲しいことに、3Dプリンターにはエラーがつきものです。原因としてはプレートの水平の調整をしていなかったとか、フィラメントが切れたとか、あるいは違うフィラメントの設定で送っていたとか…そういうミスがあると、印刷が途中で止まってしまったり、あるいは最初の方でフィラメントがプレートからめくれあがってノズルに絡みついてもうぐちゃぐちゃ…なんてことも。 印刷に15時間かかるモノをセットして意気揚々と帰宅、翌日確認しに来てみたら… △15時間かけて作ったゴミ 人間がずっと張 […]