第四世代印刷プラットフォームと、それを用いたPCB量産機「ELP04-PCB」を発表
エレファンテックは、これまで自社で培ったプリント基板(PCB)量産経験を活かし、量産に最適化されたインクジェット印刷装置「ELP04-PCB」を開発しました。
インクジェット技術は、ピコリットルオーダーの微小液滴を、必要な部分に必要な量だけ非接触で塗布することが可能な理想的な印刷製法です。しかしながら、そのインクジェット印刷プロセスを、高速・高精度に、品質を保ちながら実現することは難しく、エレクトロニクス分野での量産適用例も限られていました。
ELP04-PCBは、量産レベルの印刷に必要な、高精度・高生産を実現するための機能を備えています。また、エレファンテックで開発した、AI技術を用いた高精度インクジェット製造技術「NeuralJet™」を適用するために最適な印刷プラットフォームとなっており、AI技術を適用した高精度印刷を実現可能です。
エレファンテックは、当該装置を用いたPCBの量産を2025年からスタートするとともに、半導体後工程やFPDなどPCB以外の用途にも、本ELP04プラットフォームを展開していきます。
長尺ノズルを構成するヘッドアレイと、高精度・高生産を実現する高堅牢な機械構成
■特長2:エレファンテックの培ったPCB量産経験に基づいた、量産プロセス対応機能安定的なインク吐出状態を実現するメンテナンス機構や、高精度な着弾位置制御を実現するインクジェット製造技術NeuralJet™ を適用
■特長3:最適仕様を選択可能な、モジュラー設計思想を適用した印刷プラットフォームスケーラブルな印刷システムと、用途に合わせたモジュール選択による最適仕様カスタマイズが可能な印刷プラットフォームを実現
ELP04-PCBは、エレファンテックがPCB量産で培ってきた知見に基づいて開発した、高精度・高生産を実現するインクジェット印刷装置です。エレファンテックでは、当該装置を自社でのPCB量産に2025年から導入するとともに、PCB量産システムとして装置外販も進めていきます。
また、半導体後工程やFPD製造などの用途においても、高精度・高生産性のインクジェットシステムとしての引き合いを得ており、本ELP04印刷プラットフォームを活用した多用途展開を進めて参ります。
エレファンテックは、インクジェットを応用した量産技術開発のパイオニアとして、高精度・高生産インクジェット技術による製造技術革新に挑戦していきます。
会社概要
会社名 | エレファンテック株式会社 |
設立 | 2014年1月 |
本社所在地 | 104-0032 東京都中央区八丁堀四丁目3番8号 |
代表 | 代表取締役社長 清水 信哉 |
事業内容 | プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、および電子部品の製造販売 |
URL | https://elephantech.com |
発表・取材等について 広報担当 pr@elephantech.co.jp