ニュース News

【特別講演登壇のお知らせ】『インクジェット技術の産業応用への取り組みと展望』

エレファンテックは、インクジェットプリンターで銀ナノインクや有機導電材料等機能性材料を描画し、ものづくりを行う大学発ベンチャー企業です。来年頭には大型の量産工場(Max月産50000平米)も稼働します。 諏訪湖周辺の産業は、繊維→精密機械→集積回路・エレクトロニクス と発展を遂げてきました。 インクジェットものづくりは、材料の無駄を排し、プロセスを短くし、インダストリー4.0という未来のものづくりの主役と考えています。電子基板工場を国内に回帰させた当社の事例のように、諏訪湖周辺のものづくりを地域発のインクジェットで元気にする方法を探る発表をする予定です。 特別講演『インクジェット技術の産業応用への取り組みと展望』 日時:令和2年11月26日(木曜日)13時00分~14時30分 会場:長野県工業技術総合センター 精密・電子・航空技術部門 4階視聴覚セミナー室(岡谷市長地片間町1-3-1)

【メディア掲載紹介】日本経済新聞:車の軽量化、回路が担う

日本経済新聞(2020年10月19日付)朝刊および日経電子版に弊社代表清水が取り上げられました。 「世界の自動車メーカーが使いたくなる新しい技術を生み出したい」。エレファンテック(東京・中央)の清水信哉社長は力を込める。同社はインクジェット印刷のように、プリント基板に金属を吹き付けて電子回路を作る技術が強み。従来の基板に比べて低コストで、製造工程で出る廃材を減らせる利点がある。自動車向けに応用を進める。(記事より引用) メディア掲載一覧 ▶ 日本経済新聞 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む

オーバーヘッドコンソールの試作例

【メディア掲載紹介】日刊ケミカルニュース:エレファンテック 日清紡メカトロニクスと自動車材で合意

日刊ケミカルニュース(2020年10月14日付)に「エレファンテック 日清紡メカトロニクスと自動車材で合意」という記事で紹介頂きました。 日清紡メカトロニクスグループがもつ樹脂の射出成形技術と、エレファンテック独自のインクジェット印刷による樹脂への立体配線技術「IMPC技術」の融合により、2023年の量産開始を目指していく。(記事より引用)

導通検査をする装置

【AMC名古屋】導通検査装置設置

エレファンテック量産実証拠点であるAMC名古屋で装置搬入が続々と進んでおります!こちらは基板の導通検査をする装置でして、搬入後の動作確認を進めています。

【メディア掲載紹介】Yahoo!ニュース:日清紡メカトロとエレファンテック、ADAS向け製品を共同開発

2020年10月10日15:00配信のYahoo!ニュースに、「日清紡メカトロとエレファンテック、ADAS向け製品を共同開発」という内容で記事が掲載されました。 メディア掲載一覧 メディア記事に掲載された記事を読む

エレファンテック IMPC®(In-Mold Printed Circuit)ソリューション 

【メディア掲載紹介】化学工業日報:日清紡メカトロニクス-エレファンテック、ADAS車部品、樹脂と配線一体、低コスト・23年量産へ

日清紡メカトロニクス-エレファンテック、ADAS車部品、樹脂と配線一体、低コスト・23年量産へ 2020年10月8日付、化学工業日報に「日清紡メカトロニクス-エレファンテック、ADAS車部品、樹脂と配線一体、低コスト・23年量産へ」という内容で記事が掲載されました。 日清紡メカトロニクスとエレファンテック(東京都中央区)は7日、ADAS(先進運転支援システム)搭載車向け配線一体型成形部品を共同開発することで基本合意したと発表した。エレファンテックの樹脂と電子回路を一体化する立体配線技術「IMPC(In-Mold Printed Circuit)」を取り入れる。これによって薄型化や部品点数の削減などが可能になる。すでに部品のプロトタイプが完成しており、2023年の量産開始を目指す。(記事より引用) メディア掲載一覧 メディア記事に掲載された記事を読む

IMPCの技術

【メディア掲載紹介】fabcross:エレファンテック、ADAS搭載車向け成形部品の開発で日清紡メカトロニクスと基本合意を締結

2020年10月8日付 fabcrossに「エレファンテック、ADAS搭載車向け成形部品の開発で日清紡メカトロニクスと基本合意を締結」 というタイトルで記事が掲載されました。 清水氏は今回の協業について、「新技術導入に時間がかかる自動車業界において、基礎研究ではなく2023年量産開始という具体的な目標をもって、日清紡メカトロニクスと合意できたことは大きい」と評価し、さらに、両社が持つ技術の応用展開と協業により、新たな製品の企画、開発を目指すと、今後の展望を明らかにしている。(記事より引用) メディア掲載一覧 ▶ fabcross 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む

エレファンテック IMPC®(In-Mold Printed Circuit)ソリューション 

【メディア掲載紹介】日刊自動車新聞:日清紡メカトロニクスとエレファンテック、ADAS車向け開発で協業 樹脂と電子回路一体開発

日刊自動車新聞(2020年10月8日付)に「日清紡メカトロニクスとエレファンテック、ADAS車向け開発で協業 樹脂と電子回路一体開発」という記事で紹介頂きました。

AMC名古屋 廃液タンク

【AMC名古屋】廃液タンク

エレファンテック AMC名古屋のプラントも着々と工事が進んでいます。 (画像は設置された廃液タンク)

バイオセンサー製造におけるインクジェットのいいところを考える(1)

エレファンテック杉本です。前回は、インクジェット印刷は、非接触で印刷できる、デジタルマニュファクチャリング等の特徴があり、機能性タンパク質のインクの印刷にも向いている、というお話をしました。 さて今回は具体的にインクジェットのいいところを考えるというテーマでお話したいと思います。 酵素を印刷するにはインクジェットでやるのが良さそうという見方 バイオセンサーの製造において、使われる道具は様々です。バイオセンサーには、台座となる部分、トランスデューサー、メディエイター、機能性タンパク質、絶縁部、という主だった要素があります。これらをどのような手法で任意の形状に、機能を損なわない形でコストパフォーマンス良く並べるのかを多くの研究者や企業が考え実践しています。その中でもインクジェットが活躍するシーンはどういうところなのか、事例をピックアップしてみました。 少量でも高額な酵素の例 Wangら(2012) の論文では酵素の印刷手法について、シルクスクリーンと比較してインクジェットのメリットを ・高額な酵素インクの無駄が少ない ・印刷精度が高く、その再現性が高い可能性がある ・非接触式の印刷のためコ […]

【インク吐出評価サービス ブログ : 5】インクジェットヘッド方式について

インクジェットの技術は紙への印刷技術として発展してきました。ご存じの方も多いと思いますが、家庭用のプリンタとして普及している方式は、大きく分けて2種類(サーマル式とピエゾ式)あります。同じように文章や写真を印刷していても、不思議なことに中で行われていることが全然別のモノというのが面白いですよね。 サーマル式は簡単にいうと沸騰現象(膜沸騰)を利用するのでインクの中に水が必要になります。ただし、構造が非常にシンプルにできるので高密度化に向いているというメリットがあります。瞬間的に数百℃まで加熱できるヒーターを時間的に細かく制御できる技術は素晴らしいと思います。 サーマル式 一方でピエゾ式は電圧を加えると変形する圧電素子(ピエゾ素子)を利用することで複雑な波形制御が可能な方式です。つまり、液滴を大中小などと打ち分けることもできるのです。また、水が含まれないインクも使用できるというメリットもあります。ただし、構造上ある程度の圧力を発生させるにはピエゾ素子との面積も必要になるので高解像度には向かないと言われています。ただし、描画の方法を工夫すれば解像度を上げることは可能なので、リカバリーできる技 […]

インクジェット吐出に関わる物性値

【インク吐出評価サービス ブログ : 4】インクジェット吐出に関わる物性について

IJ技術を中心に様々な方々とやり取りさせていただいております。紙への印刷にて発展を遂げてきたインクジェット技術ですが、様々な液体をインク化して産業的に利用しようとする動きが活発であることを実感しています。 インクジェット技術に長い年月を携わってきた方や、これからインクジェット技術を活用したいと希望する方もいらっしゃいますし、しかもお客様が描画したいインクは多種多様であるため、私も学ぶことが多い機会となっています。 評価した様々なインク インクジェット吐出評価では、インクをご提供して頂き、エプソン製のPrecisionCoreヘッドにて評価を行います。液体としての特性とインクジェットヘッドとのマッチング適性があるかという観点で評価を行うことになります。 まず初めに挙げられる大切な物性は粘度 [mPa·s]です。 当社で使用しているインクジェットヘッドは 10mPa·s までの粘度領域に適性があります。それ以上になる場合も波形調整などで対応することが可能かもしれませんのでご相談ください。一般的にはレオメータなどの計測器にて、あるせん断応力を受けた時の物性値として計測されます。インクジェット […]

バイオセンサーと酵素:AMC始動(4)

エレファンテック杉本です。 いやー、思ったような論文ってスムーズにみつけられないですよね。今回は、バイオセンサーの製造において、検出する対象の物質と反応する酵素が複数必要な場合を紹介しようと思ってたんですが、今回ピックアップする実例が酵素ではなく、抗体になってしまいました。しかし、ここで酵素と抗体って何が違うんだろうかという点は重要だと思ったのでまず、その点について調査してみました。 下記の資料などがわかりやすかったのですが、機能性タンパク質というカテゴリーの中に、酵素も抗体も入ってるんだなと。またその機能仕方によって、分類されているのだとよく理解しました。 ・http://www2.huhs.ac.jp/~h990002t/resources/downloard/14/14biochem1/2014functionalprotein.pdf ・https://www.sciencedirect.com/topics/medicine-and-dentistry/enzyme-antibody このsciencedirectのリンクの記事にある、”Principles of Regen […]

【AMC インタビュー :1(後編)】Panasonic 中西さんに伺う、AMC への期待

Panasonic 中西さんに伺う、AMC(Additive Manufacturing Center)への期待 インタビュー記事(後編)です。 ※この記事は、前後編の2回にわけてお届けしています。前編では「新しい AM 技術で勝者になるのは誰なのか」を中心にお話を伺いました。後編もアツイ展開が続きます。 エレファンテックを知っていただいたきっかけをお聞かせください。 (杉本) では元の質問に戻って、ここはさくさく消化しちゃおうと思いますけれども、エレファンテックって最初にどこで知っていただいたんでしょうかという。 (中西) 元々はAgICという会社だったときには、私が関わっていた前の材料企業をやってきたときから、導電性のそういう回路配線材料というところをやっている部門をちょっと見ていたときがあったので、そのときに企業(AgIC)のことは知っておりました。具体的にP-Flexとかそういうものに出合ったのは、やっぱりMTRL(ロフトワーク)に関わったところから一気に深くなったというのは間違いないかなとは思っています。 2018年9月にMTRL KYOTOで催されたElephantechの […]

【AMC インタビュー :1 (前編)】Panasonic 中西さんに伺う、AMC への期待

AMCへの期待について、各方面で活躍されていらっしゃる方にホットなお話しを伺うインタビューシリーズです。 第一回目のゲストはPanasonicの中西多公歳さんです。中西さんとは昨年9月に「HP 3D Printing and Digital Manufacturing Center of Excellence」をいっしょに視察し最先端のAdditive Manufacturingを肌で感じてきました。 MTRL TOKYOでの視察レポートのイベントの様子はこちらです。 今回は、Additive Manufacturingの社会実装を日本でどう進めるか、どう進んでいきそうか、お話を伺いました。 ※この記事は、前後編の2回にわけてお届けします。 中西 多公歳さん パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社, 電子材料事業部 事業開発センター 事業企画部 事業開発課 課長 1982年大阪府生まれ。 中間機能材料専業メーカーにおいて、新素材開発、製品開発、新事業企画、マーケティング、海外営業など、複数の職務を経験。数多くのプロジェクトをマネージメント、特に、事業立ち上げの上流工程 […]

【メディア掲載紹介】週刊東洋経済:「すごいベンチャー」特集で紹介されました。

週刊東洋経済(2020年8月22日号)「すごいベンチャー」特集において 「プリント基板を独自技術で製造」「エコ技術で世界初の量産」というタイトルで、弊社が紹介されました。

電気化学センサー

バイオセンサー:AMC 始動(3)

さて、前回、本当にバイオセンサーを製造するのにインクジェットって役に立つのか、みんながなんて言ってるか調べてみますねということで終わりました。その話題に入る前に、一つ最近あった、私のボケたストーリーを共有しようと思います。 血糖値センサーにおける酵素の正体 このバイオセンサーって、実際に何に使われてるんだろうと調べたんですが、本当に色々あるものの、身近というか、ユーザーが多いのは血糖値のセンサーだということがわかってきました。私の周りにも、糖尿病でこの血糖値センサーを使われている方がいたのですぐにどれのことを指しているのかわかりました。下記画像は、よくAmazonでも入手できる血糖値センサーです。こちらは2極ですね。機械に刺さるところは3極あるのですが、大抵2つはすぐに短絡するようになっていて、センサーストリップがちゃんと機械に刺さったかどうか確認するための工夫のようです。こちらの特許を読むとそう書いてあります。 また、弊社には3極の電気化学センサー自体はありまして、下記のセラミックの上に金電極と、銀塩化銀電極が形成されているものがそれにあたります。 このDropSens社のポテンショ […]

【IJ実験室 : レモンを吐出してみよう(1) 】リトマス紙にレモン汁を描画してみよう!

さっそく通販で市販の100%🍋レモン果汁🍋を購入してみました~ ん?!やはり100%のレモン果汁は沈殿物がありますね。 インクジェットのノズルは数十µmと小さいためこの明らかな沈殿では詰まってしまいそうなので・・・ろ過します! 本来ならフィルターを使ってサッとろ過したいところですが、より身近なやり方を今回してみようと思い、懐かしきろ紙でろ過をしてみようと思います。 ・・・2時間かかりました( ;∀;) その甲斐あってかしっかりろ過できました!目で見ても分かる↓ 今回使用したろ紙は保留粒子5µmでした。なので、5µmより大きい粒子は除去されていてインクジェットのノズル(数十µm)に通過可能なレモン液になりました! さて、ではこのレモン液を使って描画します。 光沢紙に描画してみましょう。 描画中・・・ 描画結果 左:レモンの絵 右:グラデーション 見えない;光の加減で何とか見えるレベルでした。まあ、色の薄い液体ですから仕方ないですかね・・・ 皆さんご存じの通りレモンは酸性(pH2.1)なのでリトマス紙は青→赤に変化しますよね。なので次はリトマ […]

地方創生SDGs官民連携 プラットフォーム

エレファンテックは、内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画しました。

エレファンテックは、「SDGsの国内実施を促進し、より一層の地方創生につなげることを目的」として内閣府が設置した「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画したことをお知らせします。 エレファンテックは、インクジェットプリンターを使ったアディティブマニュファクチャリング(以下AM )によるものづくりを推進しています。 既存手法に比べて、環境負荷が低く、プロセスも短く、コストパフォーマンスの良いAMにて電子基板製造の量産化に成功し、2020年より名古屋で大型の工場が稼働します。AMの良さは、環境負荷が少ないことだけでなく、プロセスが短いために製造ラインを分散して設置することも可能です。AMは、環境負荷低減だけでなく、地域に産業を維持し発展させることにも貢献します。 当社は電子基板だけでなく、様々な物作りをAMで行い、SDGs目標に貢献したいと思っています。そして地方創生SDGs官民連携プラットフォームに参画することで、このAMの良さを多くの人に知っていただけるきっかけにするとともに、私達だけでは気づくことのできないニーズに対し、AM技術が貢献できるチャンスを広げていきたいと期待して […]

身近なものを描画して分析してみよう

【IJ実験室 : 身近なものを描画して分析してみよう】

自己紹介 はじめまして。板倉と申します! 主に私はR&D用インクジェット(IJ)装置で実験やインクの評価を行っています。 「インクジェット装置」と言ったら「専用のインクカートリッジを入れて印刷・・・」なんてイメージがあると思いますが、このR&D用インクジェット装置は粘度等一定の条件をクリアしていれば専用のインクでなくても描画が出来てしまうんです!だから、レモンとか醤油とか私たちの身近な液体も描画出来ちゃうんです!! 料理のトッピングもプリンタでできたら楽しいって思いませんか? そんな特性を活かして「身近なものを描画して分析してみよう!」そんなことをテーマに実験を今後お伝えしていければなと思っています。 レモンをリトマス紙に描画したり、醤油を目玉焼きに描画したりとかお掃除グッズを描画してそこだけ汚れがとれるとか・・・え?分析してないって?ちゃんと分析して絶妙な味の濃度で描画したり、どのくらいの塩分濃度とか等、分析もいたしますよ!!こうご期待! 身近なものを描画して分析する! そんなR&D用インクジェット(IJ)装置をより知りたいと只今絶賛インクジェットの猛勉強中! […]

  • Tag

  • アーカイブ

  • SNS

    • X
    • Facebook
    • Instragram
    • LinkdIn
    • Youtube

    最新のおすすめ情報や更新情報を
    お届けしております。