ニュース News

【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[5]:機体設計リベンジ
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編の次のシリーズとして新たにロボットアーム編のスタートです。引き続きよろしくお願いします! << 前の記事 次の記事 >> 挨拶 こんにちは、高橋です。 今回は機体設計リベンジ編です。ところでrevengeっていうのは私怨による報復行動らしいですね。 前回のあらすじ 前回はフレキシブル基板をバネのように曲げてみたのですが、曲げ耐久が保証できないのでこの曲げ方式は使えないことに。 よって別の曲げ方式を採用することになり、応じてロボットアーム自体も設計が変更になりました。 あと今まで何個か危うい点があったのでその辺をまとめて修正。 サーボ新調 以前の機体で何故ギアを使っているのか疑問に思った方もいたのではないでしょうか。記事の方では一切触れずに進めてきましたが… その理由は、採用していたサーボモーターSG90のトルク不足です。ただこれは決してSG90が […]

ERATO 川原万有情報網プロジェクト:Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ-
2018年11月27日 WeWork ギンザシックス にて Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ- を開催いたしました。 このイベントでは新しい回路素材の展示や、それから生まれるデザインについてのプレゼンテーションを行い、”電子機器のデザインが変わる可能性” を実際に体験して頂きました。 ERATO 川原万有情報網プロジェクトの作品 ERATO 川原万有情報網プロジェクトの作品のうち Elephantech が関わらせて頂いた作品の展示と紹介をしていただきました。 『折り紙ロボット(180度折)』『くねくねロボット(ひらむしロボット)』などの、フレキシブル基板 P-Flex® を利用したERATO 川原 万有情報網 プロジェクトによる「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」と題した研究デモ発表は、シンガポールで開催されたACM UbiComp 2018において Best Demo Award を受賞しました。 ▶ P-Flex® を利用した「Ori […]

【インタビュー】製造工程で出る廃液、廃材が非常に少ないです。– 丸文株式会社 樋口智昭さん
2019年1月にビッグサイトで開催された第5回ウェアラブル展では、丸文株式会社ブースでもElephantechの展示をして頂きました。この展示物の前で、丸文株式会社の樋口智昭さんに Elephantech 製品のP-Flex® のどこに魅力を感じて頂けたのか、そして、丸文株式会社 × Elephantech で今後どういう展開を期待されているか、などのお話を伺いました。 インタビュー (市川) こんにちは、Elephantech の市川です。 本日は第5回ウェアラブル展に来ております。 弊社の製品を取り扱っていただいている丸文さんのブースにお邪魔しております。 こちらはご担当されている樋口さんです。 (樋口) 丸文株式会社の樋口と申します。 (市川) よろしくお願いします。 (樋口) よろしくお願いします。 (市川) さっそくですが、まずは簡単に丸文さんのご紹介をお願いいたします。 (樋口) 丸文株式会社は1844年に創業しておりまして、非常に古い会社でございます。 さまざまな事業を新たに立ち上げて、今に至っています。 現在は半導体、大きなシステムといったものを中心に事業を始め […]

機械屋さんから見るフレキシブル基板
初めまして。エレファンテック株式会社の安江です。普段は機械系製造技術エンジニアとして製造設備の設計、制作、管理をしております。 さて、弊社のブログを見ている方はおおよそ電気屋さん、特に基板設計者の方だと思います。ですがフレキシブル基板の特性を生かすためには機械設計との連携が不可欠です。 そんなわけで機械屋さんから見たフレキシブル基板のお話をしたいと思います。 1.フレキシブル基板のメリット、デメリット 何度か当ブログでも出ていますが、ざっくりと定性的にリジッド基板と比べた場合のメリット、デメリットを列挙してみます。 ・メリット 薄い。軽い。小さい。曲がる。部品点数が減る。 ・デメリット 弱い。高い。多層化が難しい。許容電流が小さい。 この中で機械屋さんが気を付けるべきなのは曲がる、弱いというところでしょうか。特に曲がるという事はいろいろ応用が利きます。基板を収めるスペースの確保が楽になりますし、可動部分をまたいで一枚の基板を使う、曲がった、あるいは曲げられる製品を作ることもできます。 2.曲げる! というわけで基板を曲げて配置してみましょう。 注意しなければならない […]

PAPER TORCH(ペーパー・トーチ):Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ-
2018年11月27日 WeWork ギンザシックス にて Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ- を開催いたしました。 このイベントでは新しい回路素材の展示や、それから生まれるデザインについてのプレゼンテーションを行い、”電子機器のデザインが変わる可能性” を実際に体験して頂きました。 『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』 『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』とは、ソフトバンク株式会社が運営する消費者参加型プラットフォーム「+Style」、デザインオフィスnendo、エレファンテック(旧:AgIC)株式会社、株式会社竹尾の4社共同による、丸めると光る!電子回路入りのペーパー懐中電灯です。 今回は株式会社竹尾の三瀬さんより『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』の紹介や、経緯、などをお話しして頂きました。会場ではテーブルでの展示のほか、ランプのようにぶらさげても展示されていました。 PAPER TORCHが誕生するまでの苦労話も、興味深いものでした。 動画より (三瀬) 株式会社 […]

伸びる基板:Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ-
2018年11月27日 WeWork ギンザシックス にて Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ- を開催いたしました。 このイベントでは新しい回路素材の展示や、それから生まれるデザインについてのプレゼンテーションを行い、”電子機器のデザインが変わる可能性” を実際に体験して頂きました。 『伸びる基板』 『伸びる基板』とは、フレキシブル基板とレーザーカッターを使用し切り絵(切り紙)の手法と組み合わせることで、伸縮する基板を実現したものです。イベントでは『天の川構造を用いた伸縮性LEDランプ』『巴型構造を用いた伸縮性LEDランプ』『伸縮基板を使った筋電などを計る電極』などを展示し、伸びる基板の特長の説明や開発経緯の紹介をしました。 動画より (岩船) この2つは天の川構造といって、七夕の(飾り)でよく用いられている縦のカットが入った構造になっていてそれによって伸びるようになっています。 一番奥のものは、私たちが巴型と呼んでいるものです。 こちらの(天の川の)カットとは違って、平面的になりやすいのですが伸ばす […]

【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[4]:基板曲げ
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編の次のシリーズとして新たにロボットアーム編のスタートです。引き続きよろしくお願いします! << 前の記事 次の記事 >> 挨拶 こんにちは。高橋です。久しぶりに基板関係の記事を書きます。 今回は、仕様には気を付けましょうという話です。 基板を曲げるのだ 今回使う薄型P-Flex®(ベース:50µmPETフィルム)における耐屈曲性の参考データとして、屈曲半径R=5mmでの2000万回の屈曲試験を経て動作試験に合格したとの旨が記されています。 また、同ページによると最小曲げ半径の参考データとしてR=0.5mmという値もあります。ただこれは1回折り目を付ける際のデータであり、この半径で何回も曲げられるというわけではないことに留意してください。 …まあよくわかんないけど行けるっしょ! 何も考えず基板を型に嵌め、ヒートガンで加熱して冷ませばこの通り。 社員のTさん […]

【メディア掲載紹介】週刊アスキー ASCII STARTUP:ハードウェアスタートアップを製造から支援するStartup Factory
Startup Factory Meetupの記事が『ハードウェアスタートアップを製造から支援するStartup Factory』として週刊アスキー ASCII STARTUPに掲載されました。 Startup Factory Meetupは、スタートアップと製造業などの連携強化を図るために2018年12月に行われたもので、その中の「Startup Factory参画事業者によるスタートアップ支援」の事業者ピッチで弊社代表 清水が登壇し 「エレファンテックの新しい基板製造技術は、コスト削減だけでなく、使用する銅が少なくまた廃液などの削減を実現し環境問題にも貢献できる」 と弊社の紹介をしました。 『続いて登壇したのはエレファンテック 代表取締役社長 清水信哉氏。同社はインクジェットでエレクトロニクス製品を作ることを世界で初めて実用化した企業で、基板などを作る際、不要な部分の銅を削る製造法からインクジェットで必要なところにだけ銅を使用することで、大幅なムダを削減。プロセスが短くなり、コストが低下、さらに大量に捨てていた銅やそれから生じる有害な廃液なども低減し、環境問題にも寄与している。 […]

【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[3]:回路設計
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編の次のシリーズとして新たにロボットアーム編のスタートです。引き続きよろしくお願いします! << 前の記事 次の記事 >> 挨拶 こんにちは、平野です。 今回からロボットアームの回路設計のおはなしをしていきたいと思います。 なんだか長くなってしまいそうなので、複数回にわたって更新して行く予定です。 はじめに ロボットアーム編の初回でもちょっと触れましたが改めて。 前回の電卓編では、電卓の基板や配線、さらにはキーボード部分をフレキシブル基板で作ってみました。 しかし、電卓には本来可動部というものがありません。本来は! そこで今回の企画は、ロボットアームという動くものに対してフレキシブル基板を使っていきます! アームの関節という、大きく曲がる部分にどのようにフレキシブル基板を実装するのか…?チャレンジしてみたいと思います! まずは制御基板をつくろう 思わせぶりな書き出しからフレキ […]

Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ- (1)
11月27日 WeWork ギンザシックス にて Future of Intelligent Material 展 -電子デバイスの未来のカタチ- を開催いたしました。 この展示会では”電子機器のデザインが変わる可能性”を体験頂くと同時に、併せて新しい回路素材とそれから生まれるデザインのプレゼンテーションを行いました。実際に企画や開発に携わった方々によるお話は大変興味深いものでした。それぞれのプロダクトについての詳細は、あらためてご紹介する予定です。 『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』 『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』とは、ソフトバンク株式会社が運営する消費者参加型プラットフォーム「+Style」、デザインオフィスnendo、プリンテッドエレクトロニクスの新たな応用先を探るエレファンテック(旧:AgIC)株式会社、株式会社竹尾の4社共同による、丸めると光る!電子回路入りのペーパー懐中電灯です。 株式会社竹尾の三瀬さんより『PAPER TORCH(ペーパー・トーチ)』の紹介をして頂きました。会場ではテーブルでの展示のほか、ランプのようにぶ […]

【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[2]:機体設計
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編の次のシリーズとして新たにロボットアーム編のスタートです。引き続きよろしくお願いします! << 前の記事 次の記事 >> 挨拶 こんにちは。高橋です。 今回はロボットアームの設計についての話です。ぶっちゃけこの記事丸ごと基板関係ねえんじゃねえの、と思う方もできれば踏み止まっていただきたいです。 構造について 前回の記事で述べた通り、今回は垂直多関節ロボットを作ります。 垂直多関節ロボットとは多関節ロボットの構造の一種です。 ロボットアームと聞いてまず思い浮かべるような形状ですね。 △こういうの 設計の上で地味に面倒だったのが歯車の設計ですね。 設計にはAutodesk社のinventorという3DCADを使っているのですが、inventor君の歯車設計ツールがこれまた非常に使いづらく… そもそも歯車の設計は初めてだったのでそこでも手古摺ったのですが、それ以上にinvento […]

【フレキシブル基板にチャレンジ!】ロボットアーム編[1]:導入
【フレキシブル基板にチャレンジ】シリーズ とは エレファンテック技術ブログ新企画、東工大の学生が初めてフレキシブル基板を使って、実際に電子工作する試行錯誤のレポートをお届けします。 電卓編の次のシリーズとして新たにロボットアーム編のスタートです。引き続きよろしくお願いします! << 前の記事 次の記事 >> 挨拶 こんにちは。高橋です。 電卓の製作も無事終わり、ようやくこの【フレキシブル基板にチャレンジ!】シリーズ二つ目の製作物に移行できます。 こんなに時間をかけてしまって各方面の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでございますが、この無力感を次のものにぶつけて加速できたらいいなと思う所存です。 次に作るもの モノづくりの一つの終着点。男子の憧れ。それがロボット(要出典)。 でもヒューマノイドは流石に無理なのでロボットアーム作れたらいいよね、というぼんやりとしたイメージは前からありました。 ただ、あくまでこの記事はフレキシブル基板のことを身近に感じてもらうことが目的なので、フレキシブル基板をロボットアームの何処かに活かせないかと苦悶していたところ。 社員のAさ […]

初めてのフレキシブル基板「学ぶ」
▶ 「始める」 → 「もっと知る」 → 「学ぶ」 プリント基板を使ったことがあるけれどフレキシブル基板の経験はゼロという人向けに、「始める」「もっと知る」「学ぶ」の3ステップで解説します。 読み終えた時に 「フレキシブル基板の効果的な使い方」が分かり、 「フレキシブル基板を(それなりに)設計できる」こと。 次に基板を作るときに「フレキシブル基板が思い浮かぶようにする」こと。 を目的としています。 フレキシブル基板を利用する前に学習すべき3つのポイント フレキシブル基板を初めて設計する前に学ぶ必要があるのは次の3つです。 耐久性 何度も繰り返し曲げ続けられる訳ではありません。どの程度曲げても良いか仕様を確認します。 設計 曲げた時に問題が出ないような設計の工夫があります。 コネクタ FPCをリジッド基板と接続するコネクタを確認します。 フレキシブル基板(FPC)の耐久性 耐久性の中でも、特に重要なのは耐屈曲性です。屈曲にもいくつかのモード(屈曲のしかた)がありますが、仕様書には一般的に摺動に対する耐性が書かれています。 耐屈曲性は、屈曲半径と摺動回数で示されます。言い換えると「ある半径で […]

初めてのフレキシブル基板「もっと知る」
▶ 「始める」 → 「もっと知る」 → 「学ぶ」 プリント基板を使ったことがあるけれどフレキシブル基板の経験はゼロという人向けに、「始める」「もっと知る」「学ぶ」の3ステップで解説します。 読み終えた時に 「フレキシブル基板の効果的な使い方」が分かり、 「フレキシブル基板を(それなりに)設計できる」こと。 次に基板を作るときに「フレキシブル基板が思い浮かぶようにする」こと。 を目的としています。 別にリジッドでも良いのでは… 前回の記事ではフレキシブル基板の特徴を紹介しました。 リジッド基板とフレキシブル基板の特徴を比較して「自分にはフレキシブル基板は必要ないな…」と思った方がいたら、正直その通りかもしれません。 「とりあえず基板が動けば良い」という段階で使うものではなく、小型化などよりハイレベルな設計をするために使われているからです。 逆に言うと、FPCを抵抗なく使えるようになれば、リジッドではできないものを作れるようになるでしょう。 事例1:GROOVE グローブ型デバイス ダンスグループのGROOVEが開発した、ダンスしながら手のジェスチャーで照明をコントロールするグロ […]

【メディア掲載紹介】biz.news.mynavi.jp :門外漢だから起こせた技術革新-丸めて光る「魔法の紙」量産化への道』
くるくる丸めると懐中電灯のように光る、不思議な紙。どこか”ひみつ道具”のような製品「PAPER TORCH」 はどうやってうまれたのか、経緯などを紹介して頂きました。 今回の製品から、回路の基材を変化させるという新たな選択肢ができたのかな、と考えています。例えば、ギターのエフェクター。エフェクターって、自作の文化があるんです。基板に自分の名前を書いたり、色を変えたりして遊んでいる人がいるんですが、そこに”材料自体を変える”という発想は、今まで起こり得ませんでした。 基板はそもそも外に見せるものではなくて、機能さえすればよいもの。そのため、基板の色にこだわることって、基本的にはないんです。しかし今回、基板を前面に出す製品を開発したことで、基板を考える上で、従来は見向きもされなかった”質感”という新たなパラメータが関与するようになりました。(記事より引用) メディア掲載一覧 メディア記事に掲載された記事を読む