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【講演のお知らせ】『IJものづくり(PE含む)の第2の死の谷を越える』
一般社団法人色材協会 2021年度上期 色材インクジェット部会において、6月1日 14:00 より弊社杉本が登壇いたします。 『IJものづくり(PE含む)の第2の死の谷を越える』という演題で、インクジェットものづくりの、3D回路形成、センサー技術など最新のインクジェット技術の応用、及び、新規材料技術展開について講演をする予定です。Zoomでのオンライン開催となります。ご参加をぜひお待ちいたしております。 講演『IJものづくり(PE含む)の第2の死の谷を越える』 インクジェットモノづくり界隈は予算がある企業やプロジェクトが強引に第1の谷を渡り、第2の死の谷の前でスタックしている技術やプロジェクトが多い。 エレファンテックは、ローンチカスタマーとなる「大企業」と、第2の死の谷の前にいる技術やプロジェクトをマッチングし、ローンチカスタマーのPoC予算を持ってStage4の量産に到れるようにマイルストーンを設定し、ビジネスプロトタイプと精算プロトタイプを同時に回す作業を推進する役割を担う。 日 時 2021年6月1日(火曜日)14時00分~14時45分講演30分、質疑応答15分 会場 Zoom […]
【P-Flex® を使うメリット】フレキシブル基板で光学センサーの視野角を広げる
光学センサーを基板に実装して使用する 光学センサーには、主にスマートフォンやタブレットのディスプレイの明るさ調整等を目的にした照度センサー、カメラ等に搭載されるカラーセンサー、その他、自動ドア等に用いられるの近接センサーがあげられます。これらのセンサーの重要な性能としてFOVというものがあります。 図1:Texas Instruments OPT3001 Application Report : SBEA002A:3D Field of View 基板の上にセンサーが実装されており、筐体(グレー部分)の一部を光が透過できるよう開口し防塵のためガラスなどでカバーされている。 FOV (Field of View)、視野角 FOVとは光学センサーが光を感知できる、あるいは近接センサーのLEDから赤外線を照射できる範囲であり、視野角が狭いと、測定できる範囲が狭くなるため多くの最終製品で広いFOVが要求されます。 光学センサーをメイン基板として使用されるリジッド基板に実装する際にはスイッチやディス プレイ等の他の部品も実装される場合も多く、これらの部品が光学センサーよりも厚さがあるためこの厚さ […]
【メディア掲載紹介】日経ビジネス:地球を救う「シン・メッキ」 水使用量10分の1の電子回路基板
日経ビジネス(2021年05月17日付)日本に埋もれる「化ける技術」のシリーズ第二回目に『地球を救う「シン・メッキ」 水使用量10分の1の電子回路基板』というタイトルでエレファンテックに関する記事が掲載されました。 エレファンテックでは印刷した銀インクの部分のみ銅を成長させ、膜を作るメッキ加工をしている。メッキ液の材料配合や銀インクとの反応のさせ方などが極秘のノウハウとなっている。銅の膜を作ることで電気抵抗を大幅に下げられるといい、この狙った部分だけメッキ処理することで銅の廃液を10分の1以下に減らすことに成功。この「シン・メッキ」とインクジェットこそ地球を救う値千金の技術なのだ。 金属工学と化学を掛け合わせた技術はまさに秘伝のたれでブラックボックス化できる。長年、培われてきた特殊なメッキ加工はまねされにくい。まさに温故知新のものづくりが、水資源や環境など社会課題を解決するディープテックに息づいている。(記事より引用) 日経ビジネス電子版 雑誌『日経ビジネス』5月31日号 メディア掲載一覧 メディア記事に掲載された記事を読む
【メディア掲載紹介】fabcross:インクジェットとレーザーの併せ技で微細かつスピーディー、エレファンテックのFPC新製品
fabcross(2021年05月14日付)に「インクジェットとレーザーの併せ技で微細かつスピーディー、エレファンテックのFPC新製品」 というタイトルで記事が掲載されました。 インクジェット印刷だけでは精度の追い込みが足りなかった個所をレーザーで追加工することで、「型レス」という利点はそのままで、高精細なパターン形成が量産に耐え得るスピードで実現できるとしている。一方、レーザー加工の難点であった加工スピードも、インクジェット印刷による前加工で克服している形である。 従来製品では最小線幅と線間(L/S)が200/200µmまでであったところ、新製品では100/100µmまで対応可能になった。今後の改良で、50/50µmまで対応していく予定だ。 (記事より引用) メディア掲載一覧 ▶ fabcross 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む
【デザイナーインタビュー】Elephantech Way ポスターへの想い
エレファンテックではCulture-based Management(カルチャーに基づいた組織運営)を目標にしています。そして同じ価値観を共有するために、カルチャーを Elephantech Way という9つの行動規範にまとめています。 このたび、そんな Elephantech Way のメッセージをビジュアライズしたポスターを制作しました。 ポスターデザインを手掛けたインハウスデザイナー(およびデータチェックエンジニア)の綱田に、このポスターデザインへの想いなどを聞きました。 クリックで pdf版をご覧いただけます。 Elephantech Wayの成り立ち まずElephantech Wayの成り立ちから説明すると、Elephantech Wayの前身として会社で定めた「Mission&Values」というものがありました。 当時のミッションは「新たな製造技術を作りグローバルスタンダードとし世界を前進させる」というもので、それを実現するためのバリュー(価値観)として、自分たちのあるべき働き方というのを、そのときすでにいくつか掲げていました。 それをベースに、社内外の業務や […]
【メディア掲載紹介】日本経済新聞:電子回路を印刷、日本のものづくりで持続可能な世界を
日本経済新聞(2021年4月27日付電子版/28日朝刊紙面)Game Changer 挑戦者たちシリーズに「電子回路を印刷、日本のものづくりで持続可能な世界を」というタイトルで記事が掲載されました。 電子機器の需要は今後も増え続ける。多くの製造業は大量の水を必要とするうえ、様々な廃棄物も出す。ものをつくる過程で、水やエネルギーを大量に投入するようなものづくりは持続可能ではない。日本の成長を支えてきた技術力を革新的な発想で前進させれば、新たな世界を切り開くことが可能だ。 モニター大手、EIZOのディスプレーなど採用事例も出てきた。目指すのは世界。自動車は狙っている市場の一つだ。自動車部品で実績を作り「信頼を得れば、世界へ行くのは容易になる」。清水は起業にかけた思いをひとつひとつ形にしようとしている。(敬称略) (記事より引用) メディア掲載一覧 ▶ 日本経済新聞 掲載一覧 ▶ メディア記事に掲載された記事を読む
みずほ銀行主催「Mizuho Innovation Award」を受賞
左: 代表取締役社長:清水信哉、右:株式会社みずほ銀行 執行役員 大櫃 直人氏 エレファンテックは、株式会社みずほ銀行が有望なイノベーション企業を表彰する「Mizuho Innovation Award」を受賞いたしました。 受賞理由 この度の選出理由として、下記について高い評価をいただき、受賞に至ったとみずほ銀行よりコメントを頂戴しております。 桁違いの省資源化・省エネ化でSDGsに貢献しながら、新しいものづくり企業の在り方を体現している点 他企業や組織体では成し得なかった独自製法の確立を経て大量生産工場稼働に至るまでの経営者としてのリーダーシップ、および経営者を支える強固なボードメンバーやステークホルダーの存在 リードタイム・コストなどの顧客メリットも訴求しつつ、柔軟な事業モデルを構築する、時代や需要にマッチしたビジネスの高い成長性 エレファンテックはこれからも、当社の独自製造技術を世界のスタンダードとし新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作っていくため、尽力して参ります。 Mizuho Innovation Award について 株式会社みずほ銀行は、イノベーティブな事業に挑 […]
三井化学様社内報で紹介していただきました。
三井化学様社内報 三井化学様社内報「世の中見聞録」に弊社清水のインタビューを掲載していただきました。内容としてはエレファンテックのものづくりを通してこれから目指すもの、そして三井化学様との繋がりやAMC名古屋での三井化学様からのご支援のありがたさなどをお話させていただいています。 名古屋工場には当社の技術メンバーが常駐し、私もたびたび足を運んでいますが、三井化学さんが持つものづくりの歴史、経験、技術というアセットは、お金には換算できない非常に価値の高いものだと感じています。安全管理一つをとっても細部までルールが定められており、長い歴史の中で蓄積されたノウハウを使わせていただけることに感謝するとともに、ものづくりの姿勢を日々学ばせていただいています。(三井化学様社内報 清水インタビューより引用) 内容構成もさることながらデザインも素敵に仕上げてくださっており大変嬉しいです。 下記より記事をお読みいただけます。 ▶ 三井化学様社内報 清水インタビュー「日本の技術と強みを活かしグローバルスタンダードを目指す」
【インタビュー】杉山葉子先生に伺う「産業医の視点からのエレファンテック」
エレファンテックでは「社員ひとりひとりが健康であることや職場が過ごしやすい安全で安心な環境であることが会社にとっても生産性をあげる」ウェルネスの観点から、産業医の杉山先生の指導のもと健康や社内の安全管理の取り組みを進めています。 杉山先生は、企業への健康安全管理指導に加え、メンタル不調、セルフケア、ラインケアに関する健康相談行うなど、Well-beingを目指した「健康を通して人と組織を活性化していく」活動をされている産業医です。今回は杉山先生に、産業医の視点からのエレファンテックについてお話を伺いました。 杉山先生のエレファンテックへの安全衛生の関わりについて教えてください。 毎月の安全衛生委員会への参加のほか、社内の作業環境などの見回りや、業務で扱っている化学薬品について毒性の解説やどういう影響があるのか(どういう疾病が引き起こされるか)などの説明および適切な保管指導をしています。 安全衛生面で気が付いたことなどや改善点の指摘をしたりすることもありますが(エレファンテックの)対応のはやさや行動力に感心しています。 エレファンテックについてどのような印象をお持ちでしょうか。 職場の印 […]
【P-Flex®を使うメリット】フレキシブル基板P-Flex®で温度センサーIC・サーミスタの熱応答時間を速める
温度センサー・サーミスタの熱応答時間を速めるメリット 温度センサーにおいて、熱応答性が高い(温度変化をより短時間で検知できる)ことは、温度変化をトリガーとして制御を行う機器にとって、その分早くコントロールできるため多くのメリットがあります。エアコンを例にとって考えてみるとイメージしやすいかもしれません。 ・使用エネルギーを少なくすることができ環境に優しい ・コスト(電気代)の削減に繋がる ・快適性が向上する 熱応答性(熱応答時間)を高めるために、サーマル・マス/ 熱容量に注目 ・温度センサーの熱応答速度は、センサーを取り巻く熱容量(材料が熱エネルギーを蓄える能力)が大きく影響する・センサーの周辺に熱容量の高いものがあると熱応答時間がかかる・高い熱容量を持つ材料の方が、熱容量が小さいものよりも温度変化に対する反応が遅くなる(例えば断熱材など) また、温度センサーの多くは表面実装PKGで供給されることが多いので、ICは基板に実装して使用する必要があります。実装するための基板は熱容量が小さいことが求められます。 フレキシブル基板を使うメリット (メリット1)薄いフレキシブル基板は、熱容量が小 […]
【AMC名古屋】AMC名古屋ファサードデザイン
AMC名古屋ファサードの照明が設置されました。 AMC名古屋の開所に合わせ、私たちエレファンテックデザインチームは昨年より工場のデザイン計画を進めてきました。 ファサードのデザインについては株式会社エムテド様が担当し、更に施工アドバイザーとして株式会社AXIS様にもご協力をいただきました。 この場を借りて、改めてお礼申し上げます。 デザインを進める上で、他でもないエレファンテックの世界観を体現するエントランスとはどのようなものか、様々な側面から考え、最終的にミニマルな色面構成に落とし込みました。 そもそもの壁色の白も塗り直して、コーポレートカラーである瑠璃紺を鮮やかに際立たせるとともに、直線的な表現で、清潔で信頼感のある印象を目指しました。 世界の産業を変えるという野心を抱き、そして野心的であるからこそ、質実・誠実な企業を目指す、エレファンテックという企業の量産拠点にふさわしいファサードになったのではないかと思います。 昨年末から塗装工事が始まり、今回こちらの照明がついたことで、一通りのデザイン施工計画が完了したことになります。 エレファンテックロゴの看板にはスポットライトが当たるよう […]
JVA2021受賞式:弊社代表取締役社長 清水のショートスピーチをご紹介します。
JVA2021授賞式での弊社代表取締役社長 清水のショートスピーチをご紹介します。 JVA2021表彰式 ショートスピーチ(清水信哉) エレファンテックは、電子回路を今までの10数分の1の環境負荷で作れる、環境に優しいものづくりの技術を開発・量産化している会社です。 電子産業は今、IoT、5Gといろいろな流れの中でまだまだ増え続けています。その中で環境負荷は非常に大きな問題となっています。たとえば中国の深センはひと昔前までは電子産業の街・ものづくりの街といわれていましたが、今、新しい電子回路の工場は作れなくなっています。理由は非常に環境に悪いからです。 そこでどうしているかというと、中国沿岸部で作れないため中国の山奥やあるいはインドなどで工場が作られています。つまり電子産業は環境に悪いので、どんどん環境規制のゆるい地域へ押しやっていきましょう、というのが世界で起きていることです。 それは、本当に持続可能なことでしょうか?というのが我々の問いです。 我々は、環境に悪いといわれている電子産業を環境に優しいものにできないか、と考えました。 今までの電子産業というのは「全面に銅箔を貼って要らな […]
取材撮影と、使用した実装QFPサンプルの先行紹介
先日某業界紙の取材と撮影がありました。3月の下旬から4月くらいに記事掲載される予定とのことです。 当日はカメラマンのリクエストに応えて、先日の記者会見でも使いましたバックパネルの前や、印刷機・めっき装置・本社外壁エレファンテックロゴの前などで撮影が行われました。その中からFPC P-Flex® を持った撮影中の清水のようすをご紹介します。 清水が手に持っているのはFPC P-Flex® の実装が施されたQFPサンプルです。 もう少し、近くで撮影した画像をご紹介しましょう。 この基板(基材:ポリイミド)は0.5㎜ピッチQFPが搭載可能なパターン形成となっており、FPCコネクタと接続できる、多様でフレキシブルな使用環境を想定した実装サンプル基板です。 32 ビット・マイクロコントローラ ( 48pin TQFP )を搭載し、USBからの信号情報や充電状態をLEDを発光させながら制御する基板をモチーフにしました。 高品質なはんだ印刷、部品搭載を実現させる為、t=0.5㎜のFR-4補強板を基材裏側に貼り合わせてあります。 新聞に掲載される記事には、取材で撮影していただいたどのカ […]
【IJ実験室 : レモンを吐出してみよう(2) 】どれくらいのレモン量がちょうど良い味?
前回の【IJ実験室 : レモンを吐出してみよう(1) 】リトマス紙にレモン汁を描画してみよう!では実際にレモンを描画してみました。 左:グラデーション 右:レモンの絵 さて、今回は左のレモンで描画したグラデーションで大体どのあたりの範囲が丁度良い酸っぱさなのかを求めてみたいと思います。 ちなみに私の予想は真ん中より少し上の範囲あたりが丁度いいかなと! 1.どのくらいの密度がちょうど良い酸っぱさ? まず、原液のレモンでは震えあがるくらい酸っぱいのでどのくらいの密度でちょうど良い酸っぱさになるのか検証してみました。 方法は原液、2倍希釈、4倍希釈のレモン溶液をスポイト1滴分、私が味見してどの希釈率がちょうど良い酸っぱさかを決めます! 結果 4倍希釈が酸っぱすぎず、酸味も感じられてちょうど良い 4倍希釈がちょうど良いということがわかったので密度を考えたいと思います。原液のレモンの密度は1000Kg/m3(1g/mL)なので ちょうど良いレモン溶液の密度は250Kg/m3(0.25g/mL)でした! 2.スポイト1滴はIJの1液滴何個分? IJの描画はとっても小さい液滴をたくさん滴下することで […]
有望なベンチャー起業家を表彰する「JVA2021」にて弊社代表取締役社長 清水が JVA 審査委員会特別賞を受賞
独立行政法人中小企業基盤整備機構(略称:中小機構、理事長:豊永厚志、所在地:東京都港区)の、起業家表彰「Japan Venture Awards(略称:JVA)2021」において、 弊社代表取締役社長 清水が JVA 審査委員会特別賞を受賞しました。 <Japan Venture Awards(JVA)とは> 本表彰は、創業概ね15年以内で、高い志を持ちリスクを恐れず挑戦する優れた起業家を対象に、創業の優良モデルとして発掘・表彰する制度で、2000年から実施しています。新事業創出や市場開拓に果敢に挑む優れた起業家を発掘し、ロールモデルとして広く社会に周知を図るとともに、次世代を牽引する経営者の育成を図ることを目的としています。 関連記事 JVA2021受賞式:弊社代表取締役社長 清水のショートスピーチ
ピエゾ式のインクジェットヘッドの一覧表
インクジェットプリンターには、ピエゾ式とサーマル式の2種のインクジェット方式が存在しているということは、こちらでも取り上げました。 ピエゾ式は構造が複雑で、集積が難しく、ヘッドが高価になりがちなかわりに、インクへの負荷が少なく、様々な材料が吐出可能とされています。 インクジェットによるものづくりを推進しているなかでインクジェットものづくりに使えるプリントヘッドの一覧表、比較表がないなと思いましたので調べられた範囲で情報を集め、整理してみました。 古い情報や足りない情報もあると思いますので、お気づきの点や、良い参考資料がございましたらぜひ教えていただけると助かります。特に各ヘッドのノズル径をご存じの方、ぜひ情報提供をいただけると助かります。Z値を出すのに必要で、ユーザーがヘッド選ぶときの重要な基準になると思っているのです。各プロジェクトが最適なヘッドに出会う一助になれば幸いです。 ※公開データベースでエレファンテックが収集したデータをグラフにしたものであって、各社のヘッドの性能を保証するものではありません このインクジェットヘッドの一覧表を眺めてみると、各社のヘッドの戦略も見えてきて興味 […]